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「2年連続打点王を狙う」DeNA・牧、達成すれば”伝説のマリオ”以来の偉業!

2023.12.23


 DeNA牧 秀悟内野手(松本第一)が11000万円アップとなる23000万円(金額はすべて推定)でサインした。入団4年目としては球界最高額での更改となった。

 今シーズンは侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場。2本塁打を放つなど、世界一獲得に貢献した。シーズンでも、自身初となる100打点超えの103打点を記録。打点王と最多安打のタイトルを獲得した。チームは優勝できなかったものの、個人としては十分に役割を果たしたといっていい。

 契約更改後の会見では、「打点王だけは最後の最後まで目標にしていきたい」とキャプテンに就任する来シーズンも、打点王を狙っていくと意気込んだ。

 DeNA(前身球団含む)の打点王は、桑田武、ポンセ、シーツ、ローズ、ブランコ、筒香 嘉智、ロペス、ソト、そして牧と9人いる。そのなかで複数年連続で打点王に輝いた選手は、ポンセだけしかいない。また、複数年連続という縛りを外しても、複数回獲得したのはポンセとローズの2人。ちなみに首位打者は鈴木 尚典宮﨑 敏郎内野手(厳木高出身)、本塁打王はウッズ、村田修一、ソトの3人が複数回獲得している。

 かつて、村田修一が2006年から2008年にかけて、3年連続で100打点以上を記録した際には、複数回どころか、1度も打点王のタイトルを獲得することができなかった。打点王だけは、不思議なことに高い壁となっているようだ。

 DeNA2年連続でクライマックスシリーズには進出したものの、優勝には手が届かなかった。来シーズン、キャプテンとなった牧が、2年連続となる打点王を獲得することができれば、1998年以来となるリーグ制覇もぐっと近づいてくる。

<DeNAの歴代打点王獲得者>
※前身球団を含む
桑田武(1961年)
カルロス・ポンセ(1987年、1988年)
ラリー・シーツ(1992年)
ロバート・ローズ(1993年、1999年)
トニ・ブランコ(2013年)
筒香 嘉智(2016年)
ホセ・ロペス(2017年)
ネフタリ・ソト(2019年)
牧 秀悟(2023年)

この記事の執筆者: 勝田 聡

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