オリックス頓宮「本塁打王狙う」、達成すればあの”伝説の助っ人”に並ぶ快挙!
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頓宮 裕真
オリックスの頓宮 裕真捕手が契約を更改した。岡山理大附(岡山)から亜細亜大を経て、2018年ドラフト2位でオリックスへと入団。今シーズンは、終盤に疲労骨折で離脱したものの、キャリアハイとなる113試合に出場し、打率.307(401打数123安打)の成績で、首位打者を獲得しリーグ優勝に大きく貢献した。
その成績が年俸にも反映されたようで、5000万円以上のアップとなる推定8800万円(金額は推定)で更改した。その後の会見では「本塁打にこだわって頑張っていきたい」と来シーズンへ向けての意気込みを語った。
頓宮は今シーズンも16本塁打をマーク。日本シリーズでも両チーム最多となる3本塁打を記録するなど、パワーは自慢の武器でもある。優勝旅行先のハワイで「ホームラン王を取りたい」と話していたと報じられていた。
2リーグ制となった1950年以降で、オリックス(前身球団含む)から本塁打王は6人誕生している。一方で、首位打者は今シーズンの頓宮が7人目だった。回数で見ると本塁打王は6人で8回。一方の首位打者は7年連続で獲得したイチローの存在が大きく7人で16回となっている。
しかし、その両方のタイトルを獲得したことがあるのは、1984年に三冠王を達成したブーマーひとりだけ。異なる年度を含めても、その他には、両タイトルを獲得したことがある選手は、ひとりもいないのである。頓宮がこの先、本塁打王を獲得すれば球団史上2人目、オリックスとなってからは初となる。
亜細亜大時代は日本代表でも4番を任されていたこともあるほど、パワーが売りだった。首位打者を獲得したことで一皮むけた頓宮だが、発言どおりにホームラン王を狙っていくのだろうか。
チーム7人目の本塁打王、そして日本人選手としては初となる首位打者と本塁打王の両タイトル獲得の偉業に期待したい。
<オリックスの本塁打王>
※前身球団含む
※2リーグ制以降
中田 昌宏(1961年)
長池 徳二(1969年、1972年、1973年)
ブーマー(1984年)
ニール(1996年)
T-岡田(2010年)
杉本 裕太郎(2021年)
<オリックスの首位打者>
※前身球団含む
※2リーグ制以降
レインズ(1954年)
加藤 秀司(1973年、1979年)※1979年の登録名は加藤英司
ブーマー(1984年、1989年)
イチロー(1994年〜2000年)
糸井 嘉男(2014年)
吉田 正尚(2020年、2021年)
頓宮 裕真(2023年)