News

「11年連続26人ドラフト指名」徳島インディゴソックスが第2次新入団選手発表! 7人の実力と育成プランを紹介!

2023.11.21


11月20日、過去11年連続計26名のNPB選手を輩出する「最強の育成球団」徳島インディゴソックスが7名の特別合格者(*)を発表した。2度目の新入団選手発表により、14名が新たに球団に加わることになった。
NPB入りを目指す7選手の現在の力と育成プランについて、荒井健司・徳島球団オーナー兼GMに聞いた。
(*特別合格者とはトライアウトとは別に、個人に合格通知が伝えられた選手のことをいう)

佐伯大優「敦賀気比で今春センバツに出場、徹底した身体づくりを」
佐伯大優内野手(敦賀気比)は今年の選抜にも出場した右の強打者。ヘッドスピードが非常に速く、捉えた打球は強烈だ。
「打撃は比較的早くアジャストするのではと期待しています。シーズンを通じての徹底した身体作りに加え、上に行く為の確固たる武器を探してもらえれば『道』は開けてくると思います」(荒井オーナー兼GM・以下同)
辻井佑弥「類まれなる長打力、さらに身体を大きくする」
辻井佑弥内野手(千葉黎明)は190センチ92ロの恵まれた体格を誇る大型スラッガー。類まれな長打力を磨き、そして対応力を高めてきた高校3年間だった。
「野球選手としてやる事は沢山ありますが、『飛ばす力』は世代トップクラスです。まずはアスリートとして身体を大きくして、唯一無二のスケールの大きい選手に育ってもらいたいです」

岡田大響「甲子園準優勝経験者、大卒だが伸びしろはまだまだある」
岡田 大響外野手(星稜-国士舘大)は、星稜時代は巧打の外野手として2年夏に甲子園準優勝を経験。国士舘大では主に下位打線を打っていた。
「場数を踏んでいるだけあって『勝負強さ』を持っており、また長打力も魅力です。大卒ですがフィジカル面でまだまだ伸び代があり、身体が出来上がってきた時の『覚醒』が楽しみです」
松尾駿「足を極めさせる」
松尾駿外野手(諫早-鹿屋体育大)は主に代走として出場しているように、持ち味は驚異的な俊足。今年の大学選手権でも颯爽とベースを駆け回る走塁が光った。
「足のスペシャリストです。一芸を持った選手ですので、そこの部分を突き詰めていってもらいたいです」

笹浪竜「秀逸なバットコントロール、安定感をつけさせる」
笹浪 竜外野手(函館大柏稜-東北福祉大)は、走攻守の三拍子がそろった左打ちの外野手で、2年春の新人戦では満塁本塁打を放つなどパンチ力も兼ね備えている。
「バットコントロールに秀でたものがあり、集中した時の打席は目を見張るものがあります。後は年間を通じて安定的に力をだせるようになれば面白いと思います」
塩崎栄多「オリックス茶野を超える可能性」
塩崎 栄多外野手(浜松工-名城大)は高校時代からプロ志望を掲げていた走攻守三拍子揃ったプレイヤー。強豪・名城大では下級生の時から主力として活躍し、ラストシーズンでは5番打者として出場していた。
「三拍子揃っている大型外野手です。今秋のリーグ戦では首位打者(愛知大学野球連盟一部)を獲得するなど、スケールを大きくした茶野 篤政(オリックス)というイメージでしょうか。茶野のようにシーズン中にスピードとパワーを両立して鍛えていけば楽しみな選手です」

佐藤ムーディー快「フィジカルを鍛え、ビッグスケールの遊撃手に」
佐藤 ムーディー 快内野兼外野手(カリフォルニア州立大学)は、身長184センチの大型野手。内野・外野ともに守ることができる。
「右打者ながら一塁駆け抜け3.8秒と圧倒的なスピードを持っています。ただ年齢の割にまだ身体が細く、フィジカルをしっかり鍛えていけばスピードもパワーも数段レベルUPする伸び代はあるとみています。肩も強く、5ツールプレイヤーとして成長してほしいと考えています」
この多彩な顔触れの中から、来年のドラフトに名前が挙がる選手がきっと出てくるはずだ。
インディゴソックスはさらに特別合格者を発表する予定だという。

第1回の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.12

【春季新潟県大会】プロ注目右腕・茨木佑太が完封!元プロの芝草監督は素材、メンタル面も絶賛!

2024.05.12

【春季京都大会】センバツベンチ外の西村がサヨナラ打!新戦力の台頭目立つ京都外大西が4強進出

2024.05.12

プロ注目の200cm右腕・菊地ハルン(千葉学芸)がセンバツ出場校との交流戦でまさかの7失点…夏までの課題は?

2024.05.12

【和歌山】智辯和歌山が和歌山東を破って2年ぶり優勝、中西が1失点完投<春季大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>