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【日本シリーズ】山本が日本シリーズ最多14Kの「有終の美」で望みつなぐ<第6戦>

2023.11.05


<日本シリーズ:オリックス5-1阪神>◇4日◇第6戦◇京セラドーム大阪
「由伸劇場」がチームを救った。2勝3敗と崖っぷちで迎えたオリックスだが、絶対的なエース山本 由伸投手(都城高出身)が1失点完投勝利。今シリーズ初戦で屈辱の7失点を喫していた悔しさをぶつける快投を見せた。
山本にとっては日本シリーズで初めて味わう勝利だった。21年、22年と登板しながら、勝ち星なし。3年連続で4冠を達成した右腕として、このまま未勝利で終わらせるわけにはいかなかった。この日は序盤も阪神打線の粘りに苦しんだが、5回を3者凡退に終わらせると6回も3者凡退。7回にピンチを背負うも、この日3三振に抑えていたルーキー・森下 翔太外野手(東海大相模出身)を二飛に抑え、格の違いを見せつけた。

9回、代打・渡邉 諒内野手(東海大甲府出身)から奪った三振が、日本シリーズ過去最多を更新する14個目となった。長い伝統ある日本シリーズの中で、99年のダイエー(現・ソフトバンク)工藤公康、07年の日本ハム・ダルビッシュ有(現・パドレス)の13三振が最多だったが、この記録を塗り替えて見せた。今季が終われば、メジャー挑戦の可能性が高い山本。これが日本球界ラストマウンドになる可能性もあった。ファンもそれを知りながらの応援だった。その声援を背に受けた山本は、チームを救う逆王手をかける1勝をもたらしただけでなく、自身日本シリーズ初勝利、そして日本球界に名を残す日本シリーズ最多奪三振の記録も打ち立てた。3年連続投手4冠、3年連続沢村賞。その名にふさわしい「有終の美」となった。

勝利の瞬間、女房役の若月 健矢捕手(花咲徳栄出身)とマウンド付近で熱い抱擁を交わした。勝利インタビュー後のスタンドへのあいさつが終わっても、いつまでもファンの声援に両手を挙げて応えていた。最後の最後までヒーローだった「オリックス山本由伸」。そのユニフォーム姿はファンの心に永遠に残るだろう。山本が最高の形でつないだ日本シリーズ第7戦。オリックスナインは一丸となって日本一連覇へ突き進む。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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