26歳、3球団競合右腕が戦力外、度重なるケガに泣いた「心優しき好青年」
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ソフトバンクの154キロ右腕、高橋 純平投手(県立岐阜商出身)が戦力外通告を受けた。2015年ドラフト会議、3球団が競合して、ソフトバンクが当たりクジを引き当てた。その時のNo.1右腕と評価され、ドラフトの主役だった右腕。ドラフト1位として、投手王国の仲間入りを果たしたが、思うような結果は残すことができなかった。
下半身の故障や、右肩の故障などで、2018年まで1軍登板はわずか1試合。しかし、コンディションが戻った2019年にブレークする。中継ぎの「勝利の方程式」入りを果たし、45試合に登板、3勝2敗17ホールドをマークした。150キロ台の直球と鋭く落ちるフォークを武器に、チームの日本一にも貢献した。
しかし、新型コロナが流行した2020年から再び故障が高橋を襲う。右肩の炎症、内転筋を痛めるなど、マウンドにも立てない日が続いた。必死のリハビリで今年は2軍で登板していたが、来季の構想から外れた。
毎年、母の日には花束を贈り、冷蔵庫をプレゼントしたこともあった。オフに実家に帰り、再び福岡へ戻る際、涙を流して見送る母を見るたびに、自分を奮い立たせていた。ファン感謝デーでは、私服姿でイケメンぶりを披露して、女性ファンを魅了していた。そんな「ソフト」なイメージとは対照的に、マウンドでは打者の内角へズバッと直球を投げ込む強気の投球が光った。投げっぷりの良さが高橋の良さでもあった。
まだ26歳。コンディションが整えば、まだまだ一線で活躍できると信じている。新天地でのマウンドを楽しみにしたい。
表現の誤りについて
2023-10-23 at 6:58 PM
「心優しき」という誤った表現をしてしまい、皆様に誤解を与えてしまいました。
大変失礼致しました。
記事書いた人に代わって、謹んで訂正申し上げます。