試合レポート

【関東】山梨学院、タイブレークを制してベスト8、エース大友を温存して次戦・桐光学園戦!〈秋季大会〉

2023.10.23


〈第76回秋季関東地区野球大会:山梨学院2ー1昌平〉♢22日♢1回戦♢栃木県総合運動公園野球場

山梨学院(山梨1位)と昌平(埼玉2位)の対決は初回から互いに得点を加えるなど、点の取り合いかと思ったがローゲームの展開に、試合は9回まで決着がつかずタイブレークとなるも11回表に山梨学院が均衡を破り、2対1でベスト8入りを果たした。
試合は初回から両チームの1年生4番打者が勝負強さを見せ、1対1となる。その後互いに得点が生まれないまま9回まで試合が進む。
山梨学院は2回以降9回まで3安打に抑えられ、昌平は2安打に抑えられるなど互いの投手陣が踏ん張っていた。
タイブレークに入り、お互い10回は無得点に終わる。試合が動いたのは11回表山梨学院の攻撃、無死一、二塁から簡単に打ち取られ2死になるも、途中出場の3番・二村 仁功外野手(2年)の打球が相手のミスを誘い二塁走者が生還、2対1と勝ち越しに成功する。その裏、先発でマウンドに上がっている山梨学院の櫻田 隆誠投手(2年)が三者三振で試合を決めベスト8入りに貢献した。

この試合、山梨学院の先発・櫻田の投球は圧巻であった。回を増してるのにも関わらず11回になっても球の球威、キレが衰えない。打者も130キロそこそこの球にも関わらずボールの下を振るなど、球速以上に球のキレがあるのだと感じた。山梨学院の吉田監督も「本当は5回まで投げさせるつもりでいました。しかし、後半になっても球威などが衰えなかったのでそのまま続投させました」と語るなど、櫻田の投球には素晴らしいものを感じた。
しかし、この試合吉田監督はこのようなことを感じたという、「勝っても負けても素晴らしい試合、どっちに転んでも選手が今後さらなる成長が期待できる」と話した。

これで山梨学院はベスト8入り、次の対戦相手は桐光学園(神奈川1位)と決まった。関東大会の初戦をエース・大友 陸投手(1年)を温存したことで吉と出るのか、次の準々決勝に注目が集まる。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

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