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【ドラフト指名予想】上沢、加藤が抜ける可能性がある日本ハム 大豊作の大学生投手が基本線か?

2023.10.20


細野晴希(東洋大)

2年連続の最下位に終わった日本ハム。だが、エスコンフィールドの大盛況、若きスラッガー・万波 中正外野手(横浜)の大ブレイクなど話題は明るい。果たしてどんなドラフトを行えばいいのか。

まず退団者を見ていきたい。

戦力外・井口 和朋投手(武相出身)
戦力外・姫野 優也投手(大阪偕星学園出身)※
引退・谷内 亮太内野手(金沢西出身)
引退・木村 文紀外野手(埼玉栄出身)
※は育成選手

10月20日現在、わずか4人。ドラフトの結果次第で、第二次戦力外通告が行われるのだろう。例年、日本ハムはその年のNO.1選手を指名する傾向がある。花巻東時代の大谷 翔平投手(エンゼルス)やNPBで6年連続二桁勝利を挙げたダルビッシュ 有投手(パドレス)、高校通算87本塁打を記録し、4球団の競合の中田 翔内野手(巨人)などだ。昨年は二刀流・矢澤 宏太投手(藤嶺藤沢-日本体育大)を指名している。

上位から下位まで、今年は投手を大量指名!

ならば、今年は大豊作の大学生投手の指名が基本だろう。

さらに今年は長年活躍してきた2人の投手の柱が抜ける可能性がある。上沢 直之投手(専大松戸)はポスティングシステムでのMLB移籍を希望しており、加藤 貴之投手(拓大紅陵)もFA移籍が取りざたされているのだ。一気に2人の先発投手が抜ける穴は大きい。彼らの今季成績はこちら。

上沢 直之 24試合 9勝9敗 170回 防御率2.96
加藤 貴之 24試合 7勝9敗 163.1回 防御率2.87

2人で、16勝、333.1回を稼いでおり、防御率2点台。日本ハムがシーズン60勝を挙げ、昨年以上に拮抗した勝負できるようになってきたのは彼らの力が大きいのがよくわかる。

日本ハムは達 孝太投手(天理)、柳川 大晟投手(九州国際大付)など若手の速球投手が出てきているが、すぐに2人の穴は埋められないだろう。戦力ダウンは免れないが、力量が高い大学生投手を指名し、競争を促し、底上げするしかない。

上位で細野 晴希投手(東亜学園-東洋大)、西舘 勇陽投手(花巻東-中央大)ら、即戦力の東都一部リーグの大学生を指名し、中位・下位では社会人、地方リーグの大学生、育成でも大学生・独立リーガーを獲る。そんな投手中心のドラフトが考えられる。

そんな中でぜひ獲得してもらいたいのが、地元・北海道の星槎道都大・滝田 一希投手(寿都)だ。荒削りそのものだが、変則気味のフォームから投げ込む140キロ後半の速球、チェンジアップは大きな武器。今年は大学選手権出場し、大学日本代表候補合宿にも参加している。即戦力ではなく、数年後の一軍を狙う投手だが、ぜひエスコンフィールドで躍動してもらいたい。

「台湾の至宝」は高卒ドラ1レベルの逸材

また日本ハムは先日、孫 易磊(スン・イーレイ)投手の獲得を発表した。18歳にして最速156キロの速球、高速変化球を投げ込む「台湾の至宝」と呼ばれている好投手だ。走者を出すと淡白な投球になるのが玉にキズだが、能力的には、トップレベルの高校生右腕と同等だろう。

契約期間は4年あるので、日本ハムが今ドラフトで未完成タイプの速球派右腕を上位指名することは考えづらい。

日本ハムは例年スケールの大きい選手を上位で指名しつつ、実戦力の高い野手も指名して、バランスを取る傾向がある。近年は連続して大学、社会人の遊撃手を指名してきたので、今年は高校生野手を指名するのではないか。野球脳が非常に高い山田 脩也内野手(仙台育英)は面白い存在だ。

文/河嶋宗一(編集部主筆)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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