「松坂2世」と称された高卒7年目右腕が戦力外 同期入団のメンバーも引退、手術から復帰を目指す選手も
シーズン4位で終えた楽天は先日、戦力外通告を発表したが、そのなかには高卒7年目・髙田 萌生投手(創志学園出身)の名前が並んでいた。
創志学園時代は3年生の春夏で甲子園連続出場。当時は最速154キロのストレートもさることながら、平成の怪物・松坂大輔さんを彷彿させる投球フォームから、「松坂2世」と称されたことでも大きな話題となった。
2016年ドラフトでは5位指名で巨人に入団。2020年シーズン中にトレードで楽天に移籍したものの、2023年シーズンはファームで28試合登板して2勝3敗、防御率8.61と苦しい結果。ここまでのキャリアを見ても、1軍登板10試合で防御率9.61で0勝2敗、19.2回を投げて奪三振20、四死球16、自責点21という結果だ。
巨人の同期入団の選手を見渡しても、苦しんでいる選手が多い。4位・池田駿投手(新潟明訓出身)は引退、7位・リャオ・レンレイ投手は2019年に西武を戦力外となって現在、味全ドラゴンズへ移籍。
さらに2位・畠世周投手(近大福山出身)、3位・谷岡 竜平投手(成立学園出身)は手術を受け、復帰を目指しているところだ。1位・吉川尚輝内野手(中京出身)、6位・大江 竜聖投手(二松学舎大附出身)は主力で活躍しているものの、まだ7年目が終わったところだ。髙田はもちろん、それぞれがもう一花咲かせるところ見させてほしい。