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来年ドラフト上位候補に躍り出る大型遊撃手・石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)は走攻守三拍子揃った逸材だ!

2023.10.19


2015年から8年連続で高卒プロ入り選手を輩出する花咲徳栄

来年のドラフト候補ではあるが、久しぶりにドラフト上位を狙える逸材がいる。それが、石塚 裕惺内野手(2年)だ。181センチ81キロと恵まれた体格をしており、今秋の県大会までに高校通算17本塁打を記録している。石塚の魅力はスケールの大きさに加えて、俊足、技術の高さがあることだ。

まず打撃はソフトバンクから1位指名を受けた井上 朋也内野手にひけをとらないものがある。石塚は実にスムーズなスイング軌道をしている。スクエアスタンスで構える姿は雰囲気があり、始動に入ってからインパクトに入るまで最短距離で振り抜くことができている。スイングスピードは実に速く、ツボに入れば本塁打にすることができている。広角に打ち分ける打撃もできる。

そして脚力の高さを測るタイム。三塁打のタイムでは11秒42を計測。左打者は11秒後半から12秒前半になることが多いのだが、右打者でこのタイムはなかなかない数字で、ベースランニングの速さが見える。

守備も下級生の時から見ていたが、年々レベルアップを見せている。フットワークも軽快で、スピーディな動きになってきた。

花咲徳栄といえば、井上や、野村 佑希内野手(日本ハム)の右のスラッガー、西川 愛也外野手(西武)楠本 泰史外野手(DeNA)と左の中距離打者がプロ入りする傾向にあるが、大型遊撃手がドラフト候補になるのは初めてではないか。大型遊撃手の需要は毎年高いので、来年、アピールすれば、「ドラフト上位」は現実的になるのではないか。

まず21日から開幕する関東大会でどんなアピールを見せるのか注目していきたい。

【石塚内野手の詳細データはこちら】

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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