【東京】1回戦 安田学園VS 総合工科
安田学園・1年生エースの稲葉が11安打を打たれるも粘り強い投球で1失点の完投!
〈令和5年度秋季東京都野球大会:安田学園6ー1総合工科〉♢8日♢1回戦♢コトブキヤスタジアム
安田学園対総合工科の対決。6回以降安田学園が試合のリズムを掴み、後半に追加点。そのまま逃げ切りで都大会初戦を勝利した。
安田学園は1回、先頭が四球で出塁し、さらに盗塁も成功させ無死二塁となる。2番・齋藤 輝内野手(2年)が二塁打を放ち1、2番コンビで1点を先制。さらに暴投などで追加点を加え、初回に2点を先取する。
総合工科先発の小森 万凜投手(2年)は初回に先制されるも、2回以降は落ち着きを取り戻し5回までテンポ良く無安打の投球を披露する。が、しかし6回以降は投球が荒れ始め2死球を与えてしまう。
この死球を起点に安田学園は攻め、2点を追加。さらに8回、9回にも1点ずつ追加して6対1で勝利を収めた。
この試合、安田学園は5安打。総合工科は11安打と安打数が倍も違うが、安田学園は点が欲しい場面で打てていたことが勝利に繋がったと感じる。會田監督も「2回から5回まで完璧に抑えられていましたが、6回以降は欲しい場面で1本が出たからだと思ってます。しかし、低めの球の見極めだったり、打ち方がまだまだなので来週までにはそこのスキルの部分を上げたい」と語った。
先発の稲葉 颯来投手(1年)は11安打を打たれるも1失点に抑える力投が光った。特にピンチになった時にギアを上げて三振を取りに行くチェンジアップは素晴らしいものを感じた。
稲葉はカーブ、カットボール、チェンジアップとキレのある直球を武器に、打たせてとったり、時には三振も取りにいくなど場面に応じた投球ができるのも魅力だ。しかし、カウントボールでもあるカーブが甘く入ってしまっている場面が多かったのでそこは修正が必要だと感じる。稲葉も「カーブも含めてですが、全体的に甘く入っていました。自分の売りはテンポ良く、強気の投球なので次戦ではいつもの投球をしていきます」と次の対戦に向けて修正していくことを誓った。
安田学園は2回戦で夏の西東京の準優勝校でもある日大鶴ヶ丘と対戦が予定されている。