【東京】1回戦 日体大荏原 vs 桜丘
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序盤に得点を重ねた日体大荏原、桜丘にコールド勝ちで2回戦進出
<秋季東京都高校野球大会:日体大荏原9-0桜丘(7回コールド)>◇7日◇1回戦◇コトブキヤST立川
かつて、1960年代、70年代には、春と夏、それぞれに甲子園出場を果たしている日体大荏原(当時は日体荏原)。平成時代になって一時期の低迷もあったが、近年、復活の兆しを示してきている。この夏は、4回戦で延長の末、都立文京に屈したものの、この秋も順調にブロック予選を2試合コールドゲームで大勝して通過してきた。対する桜丘は登録メンバー13人という状況ではあるが、代表決定戦では早稲田に何とか競り勝って本大会へ進出してきている。
日体大荏原は背番号11の左腕・阿部 旭投手(1年)、桜丘はエースナンバーの渡邊 己真投手(2年)が先発した。
阿部投手が立ち上がり、簡単に3人で抑えた日体大荏原はその裏、1死から失策絡みで1死一、二塁として、内野ゴロに、併殺を焦って送球ミスが出て先制。さらに、四球で満塁とすると、6番・木村 太郎捕手(1年)の左前打で2人がかえってこの回3点。2回にも日体大荏原は星 拓翔内野手(2年)、吉田 健汰外野手(2年)の連打や木村の一塁線を破る二塁打などで3点。3回にも1番・山本 朔也外野手(1年)の適時打で1点を加える。
さらに4回も4番・吉田の右越え二塁打などから好機を作り、平塚 真寛外野手(2年)が繋ぐと、犠飛と失策もあってさらに2点を追加した。こうして、序盤で日体大荏原は大きくリードした。
それでも、桜丘の渡邊投手は5回は3人で抑え、6回も失策と捕逸、四球で複数の走者を出したものの、バントを三塁で刺すなどして堪えていた。登録メンバーが13人の全員が出場したのだけれども、5回と6回、守りで何とか踏ん張れたのは立派だった。
しかし、打線は4安打は放ったものの、散発で続かず、本塁まで返すことができなかった。
1年生50人、2年生30人という大所帯の日体大荏原の本橋 慶彦監督は「自分たちのやれることをやって行こうということで、本大会初戦に挑みましたが、そこはある程度、ちゃんとできたのかなとは思います。阿部に関しては、球威はないけれどもコントロールがいいので、試合を崩していかないというところがあるので任せました。エースナンバーをつけている吉田に対しての刺激を与えるということもあります。課題としては、打線がまだもう1つ打ちきれてないかなというところでした」と初戦の大勝にも慎重だった。