試合レポート

【関西六大学野球】京都産業大 vs 龍谷大

2023.09.17


京都産業大が逆転勝ち!27年ぶり復帰の今村監督の初陣を飾る

<関西六大学秋季リーグ:京都産業大4-3龍谷大>◇16日◇第3節1回戦◇わかさスタジアム京都

京都産業大が逆転勝ちで先勝。今月に就任した今村良平監督の初陣を白星で飾った。

京都産業大は光原逸裕前監督が8月末で退任。2日から始まった第1節は佐野 裕明コーチが監督代行として指揮していた。そんな中、1988年から96年にかけて監督を務めていた今村氏の就任が7日に決定。1週間前から練習に合流した。

こうした事情もあり、サインや選手起用は佐野コーチが主導。「27年ぶりということで、緊張して入りました」と今村監督は静かに試合を見守る形となった。

試合は緊迫した投手戦となる。龍谷大先発の茨木 篤哉投手(3年=龍谷大平安)は左腕からキレのあるスライダーを投げ込み、5回まで死球1つの無安打無得点投球。三振も9つ奪う抜群の投球内容だった。対する京都産業大先発の藤川 紘斗投手(4年=京都すばる)も粘り強い投球を見せて龍谷大に得点を許さない。

試合が動いたのは6回、龍谷大は1死二塁から2番・池田 康晟内野手(2年=履正社)が右翼線への適時三塁打を放ち、1点を先制。さらに続く3番・加藤 楓太外野手(1年=東邦)の中前適時打で追加点を挙げる。

加藤は盗塁を決めると、相手捕手の悪送球もあり、三塁に進塁。ここで4番・内倉 一冴内野手(4年=履正社)が右翼にキッチリと犠飛を放ち、リードを3点に広げた。

追う展開となった京都産業大だが、その裏に2死から1番・西峯 拓海外野手(3年=滋賀学園)がチーム初安打となる右翼への二塁打で出塁すると、続く2番・河渕 巧内野手(2年=市立和歌山)が右翼に適時三塁打を放ち、1点を返す。

さらに京都産業大は8回、1死二、三塁のチャンスを作ると、河渕が高めの直球を弾き返し、中前2点適時打で同点に追いつく。さらに3番・藤井 碧海捕手(4年=京都外大西)が四球を選んで一、二塁とすると、4番・三宮 完太内野手(3年=大分東明)が「良い場面で回ってきたので、割り切ってストライクを思い切っていこうという気持ちで打席に立ちました」と振り抜いた打球は、二塁手のグラブを弾く右前安打となる。さらに右翼手が打球を弾く間に二塁走者が生還。本塁への生還は右翼手の失策という判定にはなったが、ついに京都産業大が逆転に成功した。

京都産業大の先発・藤川が156球の熱投で3失点完投。激戦を制した京都産業大が先勝した。

試合後には主将の川田 悠慎外野手(4年=高知)からウイニングボールを受け取った今村監督。「嬉しかったですね」と表情を緩ませた。

記念すべき勝利をつかんだ今村監督は、「優勝、日本一を目指してやりたいと思っています。学生の主体性を重んじて、私もサポートして、ともに成長していければ」と今後の抱負を語る。新体制で再スタートを切った京都産業大。第1節の大阪経済大戦では1勝2敗で勝ち点を落としてしまったが、ここから巻き返せるか。

 

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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