News

復帰を目指す楽天の技巧派左腕に1軍登板の日が訪れるか

2023.09.08


プロ野球は9月に入りシーズンも残すところ1ヶ月ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。

楽天は投手7人、野手11人の合計18人が1軍未出場となっている。投手では通算46勝を挙げている塩見 貴洋投手(帝京第五出身)もそのひとり。コンディション不良で塩見は昨シーズン1軍、2軍ともに公式戦での登板はなかった。

しかし今シーズンは1軍での登板こそないものの、2軍では16試合(15先発)に登板し92.2回を投げ防御率3.01と好結果を残している。投球回数はチーム2位となっており、故障で離脱しているわけではない。今シーズン中に1軍登板のチャンスが巡ってくるか注目が集まる。

その他では髙田 萌生投手(創志学園出身)、内間 拓馬投手(宜野座高出身)、吉川 雄大投手(広陵出身)、ルーキーの林 優樹投手(近江高出身)らが1軍で登板機会が与えられていない。吉川と林は1軍に昇格したものの、登板機会がないままに登録を抹消された。

野手では来日2年目のギッテンスが1軍でプレーしていない。今シーズン、オープン戦では15試合の出場で打率.407(27打数11安打)とい好調だったものの、開幕直前に離脱。その後、2軍戦で復帰するも、現在は上半身のコンディション不良で離脱している。2軍では14試合の出場で打率.343(35打数12安打)、2本塁打、OPS1.070と、さすがの数字を残しているが、シーズン終盤に1軍へ昇格できるかは微妙なところだ。

18年目の大ベテラン銀次内野手(盛岡中央出身)も今シーズンは2軍で汗を流している。2軍では79試合の出場で打率.278(158打数44安打)、OPS.782と打撃面では結果をしっかりと残しており、衰えは感じさせない。

その他ではパンチ力が売りの横尾 俊建内野手(日大三出身)、昨シーズン43試合に出場した高卒4年目の武藤 敦貴外野手(都城東出身)らも1軍で未出場となっている。シーズン最終盤に1軍昇格を勝ち取るためにも2軍でアピールしたいところ。

<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー

<投手>
塩見 貴洋
内間 拓馬
髙田 萌生
泰 勝利
林 優樹
小峯 新陸
吉川 雄大

<野手>
田中 貴也
石原 彪
平良 竜哉
銀次
ギッテンス
横尾 俊建
入江 大樹
辰見 鴻之介◎
吉野 創士
前田 銀治
武藤 敦貴

※9月6日終了時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.11

【2024年最新版 スーパー中学生リスト】 関東地区の強豪校注目の遊撃手、高校スカウト殺到の大型左腕、中村剛也の長男など38人をピックアップ

2024.05.11

名門・東海大相模の進路紹介!プロ注目打者は東洋大、エースは中央大で早くもリーグ戦に出場!

2024.05.11

【新潟】プロ注目右腕の帝京長岡・茨木が完封、日本文理とともに決勝進出<春季県大会>

2024.05.11

シニア日本代表が発表!選抜大会準優勝の主力打者、ベスト4の主将、優秀選手などが選出!

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【関東】山梨学院と常総学院がそれぞれ優勝、出場校の対戦が確定<春季大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>