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西武では近年のドラフト上位投手2人が1軍未出場

2023.09.06


プロ野球は9月に入りシーズンも残すところ1ヶ月ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。

松井稼頭央新監督体制となった西武は、序盤こそ上位争いに参戦していたが、現在は下位に低迷している。そのなかで、ここまで1軍出場がないのは投手7人、野手8人の合計15人になる。

投手では2018年ドラフト2位の渡邉 勇太朗投手(浦和学院出身)、2019年同2位の浜屋 将太投手(樟南出身)といった近年のドラフト上位投手が名を連ねる。渡邉は2021年に17試合の登板で4勝をマーク。先発ローテーション入りを期待されるも昨シーズンはわずか3試合の登板にとどまり防御率6.08と苦しんだ。今シーズンは2軍で13試合に登板し69回を投げ、防御率3.91の成績を残している。

一方の浜屋は昨シーズンも1軍登板がなく、最後の1軍登板は2021年10月のこと。今シーズンは2軍で16試合の登板で92回を投げ防御率4.99とこちらも苦しんでいる。2年ぶりの1軍登板を果たすためにも、もう少し2軍での結果が欲しい。

野手ではベテラン岡田 雅利捕手(大阪桐蔭出身)の1軍出場がない。岡田は3月に大腿骨の手術を受けており今シーズン中の復帰は難しく、来シーズンからの復帰を目指している。

その他では大卒3年目のブランドンも1軍未出場となっている。プロ入り後は故障に苦しみ今シーズンも2軍で27試合の出場にとどまっており、そのなかで打率.245(94打数23安打)、3本塁打の成績を残している。8月15日におよそ2ヶ月ぶりとなる2軍戦出場を果たすも、その後は再び出場がない。現在は3軍戦での出場がメインとなっており、今シーズン中の1軍出場は難しそうだ。

<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー

<投手>
渡邉 勇太朗
浜屋 将太
山田 陽翔
井上 広輝
羽田 慎之介
黒田 将矢
赤上 優人

<野手>
岡田 雅利
野田 海人
中熊 大智
ブランドン
中山 誠吾
川野 涼多
古川 雄大
仲三河 優太

※9月5日終了時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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