1回戦 都立農産 vs 国士舘
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〈秋季東京都高校野球大会1次予選:国士舘10ー0都立農産(5回コールド)〉♢3日♢1回戦♢国士舘
国士舘が初回から5回まで毎回得点を挙げ10対0と、幸先の良いスタートを切った。
先発・泉 勝貴投手(2年)は4回まで投げ1安打と完璧な投球を披露した。箕野監督は「泉は緩いカーブとストレートのコンビネーションで勝負するのが持ち味。いつも通りリズムの良い投球で守備から攻撃に繋げられました」と目を細めた。泉は緩いカーブと直球のコンビネーションでコントロール良く投げ、打者のタイミングを外して、打たせて取る投球に徹していた。
泉とバッテリーを組んだ武藤 翔真捕手(2年)は「新チーム初の公式戦とあって、お互いに緊張していました。しかし泉はブルペンからいつも通りの投球ができていたので、あまり心配はありませんでした」と初回を3人で抑えチームに勢いを持ち込む。武藤もそのリズムの良い泉の投球に応えるように、2回の1打席目には公式戦初となる本塁打をマーク。4対0と序盤から国士舘のペースで試合が進む。
さらに3回に2点、4回に1点、5回には3点を取った国士舘は、都立農産を相手に10対0の5回コールドで勝利を収め、17日に都大会出場をかけて國學院久我山と代表決定戦を戦うことが決まった。
国士舘の箕野監督は「代表決定戦まで2週間あるため、しっかりとコンディションを整えて次も勝てるように調整していきます」と気を引き締めていた。公式戦初の本塁打を放った武藤は「次もしっかりとバッテリーからリズムをつくり、自分達の野球をやるだけです」と秋季大会のいいスタートに満足していた。