秋の1回戦敗退がチームの中の意識を変え、1球の大切さを身をもって学んだ東京成徳大高
東京成徳大高(東東京)野球部には専用のグラウンドはなく、横40メートル、縦60メートルの人工芝のサッカーグラウンド場をサッカー部、陸上部などと時間を区切って使用し、練習を行っている。
日によってはグラウンドが使えない場合もある。自分たちで工夫し、空いているスペースで練習を行ったり、基礎トレーニングやウエートトレーニングなどで1日の練習が終わってしまう時もある。
その厳しい環境のなか、今春にはベスト8の好成績を残した。昨年秋の初戦で敗退したことで、冬の期間に1球の大切さを意識した練習を行い「日本一厳しい練習」というテーマを掲げて取り組んできた。その結果、春季大会では一戦一戦チームが成長し、夏のシード権を獲得してベスト8をつかむことができた。
夏もどこまで勝ち上がっていくのか注目だ。