News

DeNA・大貫がイースタン防御率0.00でケガから復帰 ロッテ・本前らが追いかける

2023.05.10

DeNA・大貫がイースタン防御率0.00でケガから復帰 ロッテ・本前らが追いかける | 高校野球ドットコム
千葉ロッテ・本前 郁也

 プロ野球は1軍だけでなく2軍の試合も常時行われている。イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグともに各球団は30試合前後を戦い終えた。

 そのメンバーは若手から中堅、はたまた故障からの復帰を目指すリハビリ中の選手など様々だが各種ランキングはどのような順位となっているのだろうか。

 イースタン・リーグの防御率ランキングトップはDeNA・大貫 晋一投手(桐陽高出身)だ。大貫は1軍でも2020年、2022年に2度の2ケタ勝利を達成している先発ローテーション右腕。今シーズンも当然1軍の先発ローテーションとして期待されていた。

 しかし春季キャンプで右肩の不調を訴え開幕は2軍スタートだった。2軍では6試合(先発4試合)の登板で24.1回を投げ防御率0.00。1軍復帰への調整段階ながらも格の違いを見せ、4月22日に1軍へと復帰した。

 大貫に続くのがロッテ・本前 郁也投手(札幌光星出身)。昨シーズンは1軍で3勝を挙げた左腕も、今シーズンは2軍スタートとなった。ここまで6試合(5先発)に登板しているが、2試合目以降はすべて先発で5回以上を投げ安定した投球が続く。4月28日のDeNA戦では5回1安打無失点、8奪三振の好投を見せた。2軍で結果を出し1軍昇格の時を待つ。

 以下は、巨人・松井 颯投手(花咲徳栄出身)、西武・宮川 哲投手(東海大山形出身)、西武・與座 海人投手(沖縄尚学出身)の3人が続いている。

 松井は2022年育成ドラフト1位で指名されたルーキー。オープン戦でも1軍登板が2試合あったが、結果を残せず支配下登録には至らなかった。しかし2軍では6試合(5先発)で防御率1.71。投球回数も徐々に増え、ここ2試合連続で6回を投げ2失点以内と安定した投球を見せている。

 これまで1軍で中継ぎとして123試合の登板がある宮川だが、今シーズンはここまで先発として起用されている。今後も先発として起用されるのかは定かではないが、6試合(先発4試合)の登板で26回を投げ防御率2.08。昨シーズン1軍で45試合、防御率2.59の成績を残した実力を見せた。

 昨シーズン1軍で10勝を挙げたサブマリンの與座は、2軍で27回を投げ防御率2.33と安定した成績を残し4月30日に1軍昇格となった。しかし2度の先発で7回を投げ9失点(自責8)の内容で5月8日に登録を抹消された。

<イースタン・リーグ防御率ランキング>

0.00 大貫 晋一(DeNA)
1.52 本前 郁也(ロッテ)
1.71 松井 颯(巨人)
2.08 宮川 哲(西武)
2.33 與座 海人(西武)

※数字は2023年5月8日終了時点

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?