鹿児島南vs松陽
両者エースの好リリーフが光る
＜春季九州高校野球鹿児島大会：鹿児島南6－5鹿児島松陽＞◇26日◇2回戦◇鴨池市民
鹿児島松陽は立ち上がり、4番・久保 元（3年）の左前適時打と、押し出しで2点を先取。なお1死満塁と畳みかける好機だったが、鹿児島南は2番手のエース山田 優和（3年）にスイッチ。併殺で切り抜けた。
その裏、鹿児島南は4番・松下 紘大（3年）の右越え二塁打で1点を返したが、鹿児島松陽は2回表に相手のエラーで再び2点差とした。
3回裏、鹿児島南は2番・鶴田 玲央（2年）、3番・今釜 楓（2年）の連続長打に内野ゴロで同点に追いつく。更に満塁と好機を続け、8番・福元 駿介（3年）の中前適時打で勝ち越し、連続四球押し出しで計5点を挙げて逆転に成功した。
なおも1死満塁とピンチが続いた鹿児島松陽だったが、3番手のエース柿内 崇汰（3年）が右飛で切り抜け、見事な連係で本塁アウトを取り犠飛を阻止して併殺で切り抜けた。柿内は4回以降、追加点を与えなかった。
5回に2点差とした鹿児島松陽は9回表、3番・中村 寛太郎（3年）の左越え三塁打で1点差と詰め寄り、なおも2死三塁と同点の好機だったが、初回からロングリリーフだった山田が最後は三振で切り抜け、接戦をものにした。
（取材＝政 純一郎）
