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東海大菅生、スケールアップでセンバツへ 成長した打力を武器に「全身全霊、一戦必勝で戦う」

2023.02.25

東海大菅生、スケールアップでセンバツへ 成長した打力を武器に「全身全霊、一戦必勝で戦う」 | 高校野球ドットコム
主将・渡部 奏楽(東海大菅生)

東海大菅生、スケールアップでセンバツへ 成長した打力を武器に「全身全霊、一戦必勝で戦う」 | 高校野球ドットコムトーナメント表
本大会の組み合わせ
一次予選の組み合わせ

 春季東京都大会および1次予選の組み合わせ抽選会が25日、青山学院PS講堂にて行われ、今センバツに出場する東海大菅生二松学舎大附ら各校の代表者が一堂に集結した。

 昨年秋の優勝校・東海大菅生が先頭で抽選を引き、出席した主将・渡部 奏楽内野手(2年)が1番を手にした。初戦は予選突破校と都立豊多摩との勝者と対戦することになった。

 渡部主将は「秋は一戦一戦勝ち上がるごとに良い試合ができましたが、高いレベルを目指すうえで全力疾走など凡事徹底の目標を掲げて、勝負強い執念のあるチームを目指していました。ですので、春も継続して戦いたい」と初志貫徹で春も戦っていく姿勢を示した。

 現在は、3月18日からのセンバツに向けて既に紅白戦を実施するなど、実戦練習をメインに練習しているという。「体を大きくする」ことをテーマに掲げて冬場を過ごしてきた成果もあり、スイングスピードの向上や長打が増えるなど打撃に手ごたえを感じている。

 きっかけは昨年秋の明治神宮大会だ。東京王者として挑んだものの、広島広陵(広島)の前に2対6で敗れた。「自分たちの力を発揮できなかった」と反省すると同時に、対戦して気づかされたことがあった。

 「初めての全国の舞台に立って、相手は体が大きかったですし、丈夫、タフな印象があり、『このままでは勝てない』と思って、まずは取り組むようにしてきました」

 取り組みの成果か、一冬越えて全選手の体重が増え、ウエートトレーニングで扱える重さが変わってきた。渡部主将も、ベンチプレスは最大110キロまで持ち上げられるようになり、筋力強化に成功した。

 1月中旬ごろから始まった実戦練習では、最初のうちはタイミングが合わない、凡退することも多かったものの、感覚のズレが解消されると、打球の飛距離が伸びたことで、冬場の取り組みに手ごたえを感じた。

 センバツの抽選会は3月10日。「目標は日本一を獲ることなので、まずセンバツは全身全霊、一戦必勝で戦い、都大会では甲子園で学んだことを含めて、秋からの成長を見せたい」と意気込みを語った。

 明治神宮大会で敗れた広島広陵はもちろん、「秋の都大会前の練習試合で負けた」という慶應義塾(神奈川)にもリベンジをしたいという渡部主将。個人的にも、世田谷西シニア時代のチームメートだった清原 勝児内野手(1年)をはじめ、知り合いが多く、ライバル意識もあるようだ。

 地道に積み重ねてきた成果をセンバツの初戦で存分に発揮する。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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