白鷗大足利の昆野太晴が県内最速の150キロを2度マーク!8回11奪三振無失点の快投で準決勝進出
白鷗大足利・昆野投手
<春季栃木県大会:白鷗大足利3-0佐野日大>◇29日◇準々決勝◇清原球場
白鷗大足利の速球派右腕・昆野 太晴投手(3年)が大台に達した。立ち上がりから149キロをマークし、3回、4回に150キロをマークした。
伸びのある速球で佐野日大打線から三振の山を築き、9奪三振。打線も3回裏、1番松浦 舜外野手(3年)の適時打で1点先制。7回裏には古内 拓翔内野手(2年)の2点二塁打が飛び出し、3対0とした。
昆野は最後まで球威、変化球の精度が衰えず、8回まで投げて、被安打2、11奪三振の無失点の快投。しかも奪三振はすべて空振りだった。9回は山口 幸大投手(3年)が佐野日大線を抑えて、準決勝進出を決めた。
大台達成について昆野は「150キロはこの春に出すことを目指していた数字でしたので、達成出来て嬉しかったです。だけど、まだ通過点です」ときっぱり。この冬は空振りが奪えるストレートを目指して取り組んできた。
春の目標は関東大会出場。そして中央学院を破ることに燃えている。
「県内以外では初めて倒したいと思うチームになりました。次の準決勝でもしっかりと投球をして、関東に出場したいです」
力強く目標を語った昆野。県内最速右腕として、さらなる快投を見せていきたい。
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