エース升田を中心に、甲子園初勝利を目指す、センバツ初出場・光
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第95回記念大会となる23年センバツは3月18日に開幕する。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。
昨年の秋季中国大会で準優勝した光(山口)は、センバツ初出場を決めた。昨年秋からの公式戦成績は以下の通り。
★秋季県大会
2回戦:〇4対1 防府
3回戦:〇6対2 柳井学園
準々決勝:〇6対3 豊浦
準決勝:●2対9 宇部鴻城
3位決定戦:〇13対1 柳井
★中国大会
1回戦:〇3対0 浜田(島根)
準々決勝:〇6対5 創志学園(岡山)
準決勝:〇2対1 高川学園(山口)
決勝:●0対13 広島広陵(広島)
エース升田 早人投手(2年)を中心とした守りが身上で、粘り強く勝利を重ねてきた。中国大会では、初戦の浜田戦で升田が12奪三振2安打完封劇をやってのけると、創志学園相手には初回に4失点しながら、打線が逆転劇を演じた。岡山の強豪相手の勝利に自信をつけ、山口県勢対決となった高川学園戦では8回に勝ち越しての1点差勝利。決勝こそ大差での敗戦となったが、そこまでは接戦をものにしてつかんだ堂々の準優勝だった。
夏はこれまで1993年から2年連続で甲子園に出場も、いずれも初戦で敗退した。その時もエース前田 夏樹投手を中心としたチームで、前田はともに甲子園で完投している。今回も秋季中国大会を1人で投げ切った升田を中心としたチーム。センバツは初となる3度目の甲子園で、初の校歌を歌うつもりだ。
(記事=浦田 由紀夫)