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史上最多5度Vの東邦からも多数の現役プロ野球選手が誕生

2023.02.09

史上最多5度Vの東邦からも多数の現役プロ野球選手が誕生 | 高校野球ドットコム
石川昂弥

 第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。今大会は記念大会で従来より4校多い36校が出場するが、出場校のOBにはプロ野球選手も数多い。

 東海地区からは東邦(愛知)、常葉大菊川(静岡)、大垣日大(岐阜)の3校が春のセンバツに選
出された。

 春のセンバツで史上最多となる5度の優勝を誇る東邦は多数のプロ野球選手を輩出している。

 現役ではDeNA・関根 大気外野手(東邦→2013年DeNA5位)とヤクルト・松井 聖捕手(東邦→中部大中退→香川オリーブガイナーズ→信濃グランセローズ→2020年ヤクルト育成3位)のふたりが最年長となる。

 関根は昨シーズン自己最多の104試合に出場。打率.254(201打数51安打)と一定の結果を出した。今シーズンも1軍定着は当然として、さらに出場機会を伸ばしていきたいところ。

 一方、育成契約の松井は昨シーズン2軍で74試合に出場し、打率.281(196打数55安打)、6本塁打と結果を出した。捕手登録だが外野の守備にも多くついている。打撃だけでなくユーティリティー性も武器とし支配下登録を目指す。

 故障からの復活を期する中日・石川 昂弥内野手(東邦→2019年中日1位)と勝ちパターン入りを目指す中日・藤嶋 健人投手(東邦→2016年中日5位)、そしてルーキーのDeNA・林 琢真内野手(東邦→駒澤大→DeNA3位)がその他の現役プレーヤーとなる。

 常葉大菊川OBは昨年のドラフト会議で日本ハム・安西 叶翔投手(常葉大菊川→2022年日本ハム4位)と、日本ハム・奈良間 大己内野手(常葉大菊川→立正大→2022年日本ハム5位)の2人が指名を受けた。奈良間はこの春季キャンプでも1軍スタート。紅白戦ではいきなり2安打と結果も出し二塁のレギュラー争いに名乗りを上げた。

 その他、DeNA・田中 健二朗投手(常葉大菊川→2007年横浜・高校生1巡目)が同校のOBとして現役でプレーしている。2019年にトミー・ジョン手術を受けたが2021年に1軍復帰。昨シーズンは47試合の登板で3勝0敗、13ホールド、防御率2.63と復活した。今シーズンも左の中継ぎとしてブルペンを支えていく。

 大垣日大OBでは中日・橋本 侑樹投手(大垣日大→大阪商業大→2019年中日2位)が唯一の現役プレーヤー。プロ入りから中継ぎ登板がメインだったものの、昨シーズン途中から先発に転向。今シーズンは先発ローテーション入りを目指す。

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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