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今年「5冠」達成の明豊に引っ張られるように県内のレベルは年々アップ<大分>

2022.12.05

今年「5冠」達成の明豊に引っ張られるように県内のレベルは年々アップ<大分> | 高校野球ドットコム
川崎監督と明豊ナイン

 2022年の高校野球のイベントが終了し、今年もあと1ヶ月を切った。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 大分県では明豊が年間を通じて君臨した。春季大会、春季大分県選手権、夏の選手権予選、秋季大会、秋季大分県選手権と「5冠」を達成した。21年センバツの準優勝を始め、近年では甲子園でも上位進出することが多く、優勝候補にも名前が挙げられるほどになっている。

 明豊に象徴されるように、センバツに2チームが選ばれるなど、大分県全体のレベルも年々アップしてきている。結果として明豊が頂点に君臨してはいるが、上位チームに大きな差はないと感じる。今年の準優勝も大分舞鶴柳ヶ浦大分商と分散していて、8強以上の上位進出チームも多彩になってきた。

 春と夏と秋の公式戦の間に、大分県選手権という大会を開催し、実戦の場を多く作ってきた。今年で142回を数え、県内に浸透してきている。県全体のレベルアップに大きく貢献していることは間違いない。

 年始には野球部による「トレーニングマッチ」も実施した。1500メートル走、100メートル走などの陸上競技のほか、塁間継投、HR走などの野球競技を取り入れたものや、団体戦などもあり、最終的に学校別で総合順位も決まる。野球だけでなく、基礎能力向上も図る取り組みも行われている。

▽2022年大分県代表の甲子園成績
★センバツ
 大分舞鶴(21世紀枠) 初戦敗退
  1回戦●0-4 浦和学院(埼玉)
★夏甲子園
 明豊 3回戦敗退
  1回戦〇7-3 樹徳(群馬)
  2回戦〇7-5 一関学院(岩手)
  3回戦●2-5 愛工大名電(愛知)

▽大分県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 明豊
準優勝 柳ヶ浦
3位 大分商
4強 国東
8強 日田林工
   中津東
   佐伯鶴城
   藤蔭

【選手権】
優勝 明豊
準優勝 大分舞鶴
4強 佐伯鶴城
   津久見
8強 藤蔭
   大分商
   鶴崎工
   国東

【秋季】
優勝 明豊
準優勝 大分商
3位 高田
4強 佐伯鶴城
8強 大分舞鶴
   鶴崎工
   別府翔青
   津久見

【県選手権】
<春季>
優勝 明豊
準優勝 大分舞鶴
<秋季>
優勝 明豊
準優勝 大分商

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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