春夏連覇はならずとも「王者」の強さは変わらず、秋は史上初の「連覇」を達成<大阪>
大阪桐蔭が明治神宮大会を2年連続2回目の優勝
明治神宮大会が終わり、2022年の高校野球のイベントは終了した。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
大阪は今年も大阪桐蔭が強さを誇った。センバツでは圧倒的な強さを見せつけて優勝。春の近畿大会で智辯和歌山(和歌山)に敗れるまで新チーム発足以来、公式戦29連勝をマークした。夏も優勝候補筆頭と言われたが、準々決勝で下関国際(山口)に勝利目前の9回に逆転負けを喫して春夏連覇は逃した。この代のナインを代表する松尾 汐恩捕手がドラフトでDeNAから1位で指名され、プロへの扉を開いた。
秋に新チームになってからも強さは変わらず、大阪、近畿を制し、明治神宮大会では史上初の連覇を成し遂げた。
その他では、金光大阪がセンバツで8強入り。大阪のレベルの高さを見せつけた。春、夏そして秋と、大阪桐蔭の壁に阻まれたが履正社がいずれも準優勝。基本的な大阪2強の構図は変わらなかった。その他は上宮、関西創価、大阪電通大高などの上位進出が見られた。
▽2022年大阪府代表の甲子園成績
★センバツ
大阪桐蔭 優勝
1回戦〇3-1 鳴門(徳島)
2回戦(不戦勝) 広島商(広島)
準々決勝〇17-0 市立和歌山(和歌山)
準決勝〇13-4 國學院久我山(東京)
決勝〇18-1 近江(滋賀)
金光大阪 8強
1回戦〇4-0 日大三島(静岡)
2回戦〇4-3 木更津総合(千葉)
準々決勝●1-6 近江(滋賀)
★夏甲子園 大阪桐蔭 8強
1回戦〇6-3 旭川大高(北北海道)
2回戦〇19-0 聖望学園(埼玉)
3回戦〇4-0 二松学舎大附(東東京)
準々決勝●4-5 下関国際(山口)
▽大阪府2022年主な大会記録
【春季】
優勝 大阪桐蔭
準優勝 履正社
4強 東海大大阪仰星
上宮
8強 大阪商大堺
東大阪大柏原
初芝立命館
大体大浪商