News

明治神宮大会大学の部では、3人のドラフト指名選手が活躍

2022.11.26

明治神宮大会大学の部では、3人のドラフト指名選手が活躍 | 高校野球ドットコム
田中 千晴、村松 開人、伊藤 茉央

 秋の王者決定戦、明治神宮野球大会が幕を閉じた。大学の部は明治大(東京六)が6年ぶり7度目の優勝を飾った。

 6年前を振り返ってみると柳 裕也投手(現中日)、星 知弥投手(現ヤクルト)、佐野 恵太外野手(現DeNA)といった同年のドラフト会議で指名されていた選手たちが主力としてチームを引っ張っていた。明治神宮大会はドラフト会議終了後に行われるため、すでにプロ(NPB)入りを決めた選手が活躍することは珍しくない。

 今大会も10月のドラフト会議で指名を受けていた選手は複数いる。彼らはどのような活躍を見せたのだろうか。

 優勝を飾った明治大は中日2位指名で主将の村松 開人内野手(静岡高出身)が、全3試合に「1番・二塁」で出場。3試合連続で安打を放ち打率.273(11打数3安打)の成績を残した。守備では決勝の9回2死一塁の場面で好守を見せ勝利を手繰り寄せた。

 準優勝の國學院大(東都)は巨人3位指名の田中 千晴投手(浪速出身)が準決勝の大阪商業大(関西五第1代表)戦に先発した。5回までノーヒットピッチングを見せる快投。6回に2安打と1四球に失策が絡み2点を失い、イニング途中の降板となったものの5.2回を2失点(自責0)でまとめた。1試合のみの登板だったものの、しっかりと役割を果たした。

 その他では東京農業大北海道オホーツク(北海道二)の楽天4位指名・伊藤 茉央投手(喜多方高出身)が登板した。初戦の関西大(関西五第2代表)戦で2番手としてマウンドに登ると5回2失点(自責0)、1安打1与四球4奪三振の好内容だったもののチームは敗れた。

 今大会では村松、田中、伊藤の3人がすでにドラフト指名を受けていた。大学生活の続く下級生、あるいは4年生でも卒業後に社会人野球などで野球を続ける選手たちからも、来年以降ドラフト指名を受ける選手たちが現れることに期待したい。

<2022年大学の部・明治神宮大会出場校のドラフト指名選手>

東京農業大北海道オホーツク:伊藤 茉央(喜多方/楽天4位)
仙台大:なし
明治大:村松 開人静岡/中日2位)
國學院大:田中 千晴浪速/巨人3位)
上武大:なし
国際武道大:なし
名城大:なし
大阪商業大:なし
関西大:なし
環太平洋大:なし
九州共立大:なし

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>