News

打点でもヤクルト村上がダントツ、昨年タイトル争いの選手を圧倒

2022.09.20

打点でもヤクルト村上がダントツ、昨年タイトル争いの選手を圧倒 | 高校野球ドットコム
村上宗隆内野手(九州学院出身)

 9月も半ばを過ぎ、ペナントレースも終盤戦に入ってきた。優勝、そしてクライマックス・シリーズ出場権を賭けた戦いは熾烈を極めている。と、同時に個人タイトル争いも佳境に入ってきた。

 昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は今シーズンも同じようにタイトルを争っているのだろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 セ・リーグの打点王は、もはや争いになっていない。トップのヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)は132打点。ヤクルトは残り12試合。どこまで打点を伸ばすのかにも注目が集まる。

 昨シーズンの村上はリーグ2位の112打点だったが、大きく数字を伸ばした。2位の阪神・大山 悠輔内野手(つくば秀英出身)の84打点に48打点もの差をつけている。阪神の残り試合は6しかなく逆転する可能性は0に等しい。

 昨シーズン113打点で打点王に輝いた巨人・岡本 和真内野手(智辯学園出身)は現在79打点で4位タイと大きく数字を落としている。2018年にレギュラーとなり100打点をマークしてから、4年連続で90打点以上をマークしてきたが、残り8試合で11打点を挙げることができるか。

 101打点で昨シーズン3位だったヤクルト・山田 哲人内野手(履正社出身)は、64打点でリーグ8位。山田にしては物足りず、短縮シーズンで52打点に終わった2020年を除くとレギュラーとなった2014年以降ではワーストの数字となりそうだ。

 88打点で昨シーズン4位の鈴木 誠也外野手(二松学舎大附ー広島)はカブスへと移籍。リーグが異なり単純な比較はできないが、今シーズンは45打点となっている。昨シーズン5位(74打点)のDeNA・オースティン外野手は、故障による離脱などで26試合の出場で3打点のみ。

 このように村上を除くと昨シーズンのセ・リーグ打点ランキング上位に名を連ねた選手は大きく数字を落としている。一方で大卒2年目のDeNA・牧 秀悟内野手(松本第一出身)は71打点から81打点、阪神・佐藤輝明内野手(仁川学院出身)も64打点から79打点へと数字を上げた。今シーズンのタイトル獲得は難しいが、来シーズン以降は争いに加わってきてもおかしくなさそうだ。

<2022セ・リーグ打点上位ランキング>

132打点:村上 宗隆(ヤクルト)
84打点:大山 悠輔(阪神)
81打点:牧 秀悟(DeNA)
79打点:佐藤 輝明(阪神)
79打点:岡本 和真(巨人)

<2021セ・リーグ打点上位ランキング>

113打点:岡本 和真(巨人)
112打点:村上 宗隆(ヤクルト)
101打点:山田 哲人(ヤクルト)
88打点:鈴木 誠也(広島)
74打点:オースティン(DeNA)

※数字は2022年9月19日終了時点

(文=勝田 聡)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.27

【鹿児島NHK選抜大会】伝統の「中玉戦」は鹿児島玉龍の完封勝ち!

2024.05.27

【鹿児島NHK選抜大会】出水工が延長に及ぶ激戦を制して、サヨナラ勝ち

2024.05.27

【鹿児島NHK選抜大会】開幕戦は延長11回に及ぶ激闘!川内商工が5点差をひっくり返し、逆転サヨナラ!

2024.05.27

【鹿児島NHK選抜大会】樟南vs鹿児島商 かつて「御三家対決」は、樟南が逆転勝利!

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【春季関東大会】センバツVの両エース打ちで勝利に貢献!逆転タイムリー放った池田翔吾(常総学院)は指揮官も絶賛の打棒の持ち主!

2024.05.23

【鹿児島NHK選抜大会展望】本命・神村学園、対抗馬・鹿児島実、2強の牙城を崩すのは?

2024.05.22

【福島】学法石川と聖光学院が4強入り、準決勝で激突<春季県大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商