News

今夏甲子園出場の中国地区高校OBのNPB現役選手は、創志学園の4人が最多

2022.08.31

今夏甲子園出場の中国地区高校OBのNPB現役選手は、創志学園の4人が最多 | 高校野球ドットコム
高校時代の西純矢(創志学園)

 第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は仙台育英(宮城)の優勝で幕を閉じた。東北勢として春夏通じて初めての優勝でもあり、大きな話題を呼んだ。

 また、個人でも浅野 翔吾外野手(高松商3年)や山田 陽翔投手(近江3年)といったプロ志望届を出せば、今秋のドラフト会議でも目玉となりそうな選手はいた。

 今大会に出場した49校のOBで、2022年シーズンも現役のNPBおよびMLBプレーヤーはどれだけいるのだろうか。地域ごとに確認してみたい。

 全国大会で初の準優勝を飾った下関国際(山口)の属する中国地区では、創志学園(岡山)、鳥取商(鳥取)、浜田(島根)と、3校のOBが今シーズンもNPBでプレーしている。ちなみに下関国際には現役OBはひとりもいない。

 創志学園髙田 萌生投手(2016年巨人5位)、難波 侑平内野手(2017年日本ハム4位)、西 純矢投手(2019年阪神1位)、石原 貴規捕手(天理大→2019年広島5位)と4選手がプレーしている。

 なかでも注目されているのが西純だろう。高卒3年目を迎える今年は10試合に登板し5勝2敗、防御率3.26と好投。8月25日のDeNA戦では6回無失点の好投を見せた。また投手ながら高校時代同様に打撃面でも打率.300(20打数6安打)、1本塁打と結果を出している。シーズン終盤も先発ローテーション投手の一角として投げることになりそうだ。

 鳥取商OBの森 翔平投手(関西大→三菱重工West→2021年広島2位)は、ルーキー左腕。オープン戦では結果を残せず、開幕は2軍スタートだった。その後、6月に1軍昇格を果たし5試合に登板。6月23日の阪神戦では2回無失点と好投しプロ初ホールドをマークしている。

 浜田OBは和田 毅投手(早稲田大→2002年ダイエー自由枠)。現在41歳の大ベテランながら、ここまで13試合(12先発)に登板し4勝4敗、防御率2.95と結果を出している。6月19日の楽天戦では日米通算150勝と球団記録となる通算1757奪三振を同時達成した。優勝へ向けてベテラン左腕は、まだまだ腕を振るう。

 盈進(広島)に現役OBはひとりもいない。

<現役NPBプレーヤー>

創志学園(岡山)
髙田 萌生(2016年巨人5位)
難波 侑平(2017年日本ハム4位)
西 純矢(2019年阪神1位)
石原 貴規(天理大→2019年広島5位)

鳥取商(鳥取)
森 翔平(関西大→三菱重工West→2021年広島2位)

浜田(島根)
和田 毅(早稲田大→2002年ダイエー自由枠)

盈進(広島)
不在

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【東海】県立岐阜商、菰野、中京大中京、津田学園が4強入り<春季地区大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?