試合レポート

東海大札幌vs大麻

2022.07.03

東海大札幌が大麻をコールドで下し代表決定戦へ!

<第104回全国高校野球選手権大会南北海道大会札幌支部予選:東海大札幌9-1大麻(7回コールド)>◇3日◇準決勝◇札幌円山球場

 

 強豪、東海大札幌が大麻に7回コールド勝ちし、代表決定戦に進んだ。

 1回表、先頭の武田龍之介内野手(3年)の内野安打、3番・田中慎之助内野手(3年)の四球などで1死一、三塁のチャンス。ここで4番・唐川侑大外野手(3年)が左前適時打を放つなどして2点を先制する。

 その裏、大麻東海大札幌先発の齊藤巧磨投手(3年)から四球などで2死二塁とチャンスを作ると、4番・飯川温喜捕手(3年)が中越え三塁打を放って1点を返し、2対1と1点差まで詰め寄る。

 4回表、東海大札幌は1死から5番・佐藤利樹内野手(3年)が右前安打で出塁するが、続く井上麗次外野手(3年)は中飛で2死。ここで終わりかと思いきや、7番・菊地晋捕手(3年)が2球目を捉え、二塁打を放って1点を追加。3対1としてリードを2点に広げた。

 また東海大札幌は5回にも5番・佐藤の押し出しとなる四球、6番・井上の3点適時二塁打でこの回に4点を加えて7対1とし、7回にもダメ押しとして2点を追加して9対1となった。

 逆転に向けて点がほしい大麻だったが、3回途中から登板した東海大札幌唐川侑大投手が得点を許さず、大会規定により7回コールドで東海大札幌が勝利した。

 東海大札幌先発の齊藤は2.2回を投げて56球、6奪三振、1失点という内容だった。その後に投げた唐川は4.1回を投げて42球、6奪三振、無失点だった。

 試合後、東海大札幌の大脇英徳監督は、「選手たちの集中力などもあり、こちらのペースで進められたのかなと思う」と勝因を語った。今後については「一戦一戦やっていきたい」と冷静だった。

 一方敗れた大麻は、先発の八木澤が5回7失点と本来の力を発揮できなかったが、山本直洋監督は「よく力を出して頑張った」と選手たちをねぎらっていた。

 

(文=小林 英介)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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