試合レポート

東海大高輪台vs郁文館

2022.07.20

シード校・郁文館 初戦敗退!エース・姚の初回の乱調が響く

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5回に2点二塁打を放った上野克登

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<第104回全国高校野球選手権東東京大会:東海大高輪台7-4郁文館>◇20日◇3回戦◇[stadium]大田スタジアム[/stadium]

 シード校の郁文館は雨天による日程の変更もあり、この日が初登場。相手が強豪の東海大高輪台とあって、厳しい戦いになった。

 郁文館にとって誤算は、エースの姚柏宇の初回の乱調だ。1回表東海大高輪台は2つの四球と内野安打で1死満塁とし、5番・大城 琉空は四球、6番・望月 理玖は死球でそれぞれ押し出しとなり2点が入る。さらに7番・上野 克登がスクイズを決め、この回3点を挙げる。

 東海大高輪台は最速144キロの右腕・粕谷 祐天が先発した。1回、2回と走者を出しながらも得点を許さなかった。3回裏、この回先頭の郁文館の1番、1年生の玉川 元太が長打を放ち三塁まで進んだが、エンタイトル二塁打となり、二塁に戻される。2番・林 侑佑哉は四球で出塁したが、2人とも走塁ミスでアウトになる。相手のスキを見逃さない東海大高輪台の捕手・上野の送球も良かったが、郁文館には悔やまれる走塁ミスであった。

 4回裏も郁文館は一死後5番・大熊拓未が右翼手の失策で三塁に進み、郁文館は6番・千葉 大輝の三塁打で1点を返した。しかし7番・水野雄太のバントが投手の前に転がり、ホームでアウト。1点しか返せなかった。

 すると5回表東海大高輪台は、2つの四球で出た走者を7番・上野の二塁打で還し突き放す。

 6回裏、郁文館は5番・大熊の二塁打などで1点を返したが、8回表に東海大高輪台は、7回から登板している郁文館小島 伸義から1番・宮田 伝蔵、4番・山岸温生の三塁打などで2点を追加して勝負を決定付けた。

 9回裏、郁文館東海大高輪台の2番手・水本 隆心を攻め、1死後、1番・玉川の四球に続き2番・林、3番・松山 太陽の連続二塁打で2点を挙げたが、ここで最速142キロの宮路 空夢が登板。2人を三振に仕留め東海大高輪台が7対4で勝利した。

 勝った東海大高輪台の宮嶌 孝一監督は、「初回の3点が大きかったです」という。逆に郁文館の姚にすれば、思わぬ立ち上がりの乱れだった。「緊張して制球が定まらず、修正できませんでした」と姚は言う。台湾からの留学生である姚について田中 幸雄監督は、「よく頑張りました。でも気持ちの弱さがが出てしまいました」と語る。郁文館としてもシード校として臨む初の夏の大会に結果を残せなかったが、郁文館も、今後も日本で野球を続ける予定の姚も、これからの健闘を期待した。

 勝った東海大高輪台は、初戦の石川 大燿に続き、この試合では粕谷が好投。宮路が好リリーフをみせるなどで、投手陣が充実している。これからは短い間隔で試合が続くが、投手陣の充実が好材料であることは間違いない。

(取材=大島 裕史)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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