News

【動画】20代の青年監督が取り組む中学硬式の改革 SNS、データ活用でチーム運営中

2022.06.12

【動画】20代の青年監督が取り組む中学硬式の改革 SNS、データ活用でチーム運営中 | 高校野球ドットコム
柏シニア・森野監督

 柏シニア(千葉)は1997年(平9)創設と、その歴史こそ浅いが、東京、千葉、茨城などの強豪校に選手たちを送り出している。2021年度の卒業生では、二松学舎大附(東京)に進み、1年生ながら関東大会で公式戦出場した神谷 虎之介投手がいる。

 現在チームを指揮する森野監督も柏シニア出身で、自身は東洋大牛久の選手として夏の茨城大会でベスト4を経験。その後は大学に通いつつ柏シニアのコーチに就任し、後輩指導にあたり、大学卒業に合わせて監督に抜擢された。

 まだ20代前半ということもあり、選手たちにとっては良きお兄さんのような立場。選手たちとの距離感は非常に近く、取材日も積極的にコミュニケーションをとっていたのが印象深かった。

 もちろん、就任当初から上手くいったわけではない。現在、3学年合わせて60人ほどいるが、就任当初は部員が少ないという問題を抱えていた。森野監督はチーム拡大のために、若い感性を働かせ、積極的なSNS活用によるチームの広報活動を実施。自身の仕事の合間でSNSでチームの活動模様を地道に発信し続け、チーム運営を軌道に乗せてきた。

 また指導法もこだわった。定期的に計測することでデータを積み重ね、選手たちに数字を提示。練習へのモチベーション、さらに成長の糧となる材料を与えてきた。選手たちに話を聞いても、数字があることで成長できていた部分も多かったと口をそろえる。

 チームは今年の第15回読売新聞社杯 兼 第44回千葉県大会でベスト8進出を果たすなど、県内でも結果を残してきた。チーム運営、さらに練習法ともに、令和のトレンドにマッチした方針でチーム改革を続ける森野監督は就任3年目とまだまだ始まったばかり。これから近い将来、千葉、はたまた全国のシニア球界に変革を起こすことに期待される。

 柏シニアの練習模様に迫った特集は高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネル内で配信されている。

(動画を見る)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.01

【兵庫】報徳学園、須磨翔風などが順当に夏の第1シード獲得!昨秋ベスト4の長田、滝川二はノーシードに

2024.05.01

【福島】聖光学院と福島商が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.01

【岩手】盛岡大附、一関学院などが県大会出場へ<春季地区予選>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける