北照vs東海大札幌
北照が完封勝利で決勝へ
上川 貴之
＜春季北海道地区高校野球大会：北照6ー0東海大札幌＞◇28日◇準決勝◇[stadium]札幌円山球場[/stadium]
準決勝第1試合は、北照が大差で東海大札幌に勝利し決勝進出を決めた。
両チーム無得点で迎えた試合は2回裏、北照が6番・上川 貴之投手（2年）の二塁打などで1死満塁のチャンスを作ると、8番・大森 瑛馬内野手（3年）の犠牲フライで1点を先制する。続く3回には、3番・谷口 魁捕手（2年）が犠牲フライを放って1点を追加。リードを2点に広げる。
このまま北照に流れを渡したくない東海大札幌は、3回途中からプロ注目の150キロ左腕・門別 啓人投手（3年）をマウンドに上げる。門別は初めの打者をセンターフライに打ち取ったものの、北照の5番・西浦 真平選手（3年）が放った二ゴロの打球を東海大札幌の二塁手・佐藤 利樹内野手（3年）がトンネル。次の上川には四球を与え、2死一、三塁となり、7番・谷口 塁内野手（2年）が中前適時打を放って2点を追加した。
決勝進出に向けて是が非でも得点したい東海大札幌は5回表、5番・守野 銀二外野手（3年）の内野安打で走者を出すも、6番・浜本 駿内野手（3年）が痛恨の併殺でチャンスを手放してしまう。
追加点でリードを広げたい北照はその裏、5番・西浦が右前に安打を放つ。相手のエラーと7番・谷口の犠打で1死三塁とすると、8番・大森の一ゴロの間に1点を追加して6－0とリードを6点に広げ、そのまま勝利した。
北照先発の上川は9回を投げ切って6安打5奪三振で完封勝利。3塁を踏ませない投球で、東海大札幌打線に付け入る隙を与えなかった。
東海大札幌のプロ注目150キロ左腕・門別は、3回途中から登板して5.2回を4安打3失点（自責0）だった。春の大会では結果を残せなかったが、夏の地方大会ではこの雪辱を晴らしたいところだ。
