試合レポート

西武台千葉vs東海大浦安

2022.04.30

西武台千葉、強打がウリのエースの活躍で強豪・東海大浦安を下し、ベスト8!

西武台千葉vs東海大浦安 | 高校野球ドットコム
3番レフト・川井(西武台千葉)

<春季千葉県大会:西武台千葉7-2東海大浦安>◇3回戦◇30日◇[stadium]千葉県野球場[/stadium]

 東海大浦安が3回表に先制し、常にチャンスを作り、東海大浦安が優勢に進めていた。

 だが1点ビハインドだった試合展開をこの選手の一打で勢いを変えた。

 それが西武台千葉の3番・川井 鴻之介投手(3年)だ。4回裏、豪快に振り抜いた打球は右翼席へ消える同点弾となった。川井は「詰まったかなと思うのですが、うまく入ってくれました」と公式戦初の柵越え本塁打となった。

 この一打で西武台千葉はチャンスを作り、バッテリーミスから勝ち越しに成功。さらに5回裏も東海大浦安の好左腕・中島 寛喜投手からも川井は適時打を放つ。この選手、スイングも鋭くて、パワフルな打球を連発する。前チームからベンチ入りしている選手だが、168センチ、66キロとは思えないぐらいパワフルだ。東海大浦安投手陣は4人中、3人が130キロ超え。そういう投手陣から打ち崩したことは大きな自信となっただろう。どんな試合展開を見せるか楽しみだ。

 この川井の一打を機に集中打。6回には4得点を奪い、7対1と大きくリードを広げた。

 そして川井は8回からマウンドに登り、犠牲フライによる1点に抑え、逃げ切りに成功。ベスト8進出を決めた。

 西武台千葉は昨秋、ブロック予選は代表決定戦で敗退。さらに敗者復活戦でも敗れ、県大会出場をしていない。自分たちの弱さを自覚し、とにかく練習を積んだ。ノック、ティー、数多くこなし、レベルアップをしてきた。丸山健介監督も「勝ち進むごとにうまくなってきた」と守備のレベルアップを評価する。

 次は拓大紅陵と対戦。丸山監督は「非常に強い相手ですが、胸を借りるつもりで思い切ってぶつかっていくだけです」と意気込んだ。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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