News

参加辞退となった京都国際 バッテリー軸に夏の甲子園に戻れるか

2022.03.17

参加辞退となった京都国際 バッテリー軸に夏の甲子園に戻れるか | 高校野球ドットコム
京都国際・森下瑠大

 18日から開幕するセンバツに出場する予定だった京都国際が参加辞退をすることが17日の会見で発表された。

 14日に実施された新型コロナウイルスのPCR検査で陽性者が見つかったことを皮切りに、その後も陽性者が発覚したことで、参加辞退を申し出ることになった。今回の事態に際して、京都国際の朴慶洙(パク・キョンス)校長が報道陣に向けてコメントを発表した。

 今回の決断について、「これまで一心に野球に打ち込んできた子供たちのことを思うと、下したくない決断ではありました」と苦渋の判断だったことを明かす。そのうえで選手たちの健康を第一に判断して、参加辞退を選択したという。

 今後に対しては、「すみやかな子供たちの回復のための処置や、また辞退により肩を落とす子供たちの心のケアに努めていきたいと思っております」と心身のケアを大事にしていく姿勢を示した。

 今年の京都国際森下瑠大投手(3年)と平野順大投手(3年)のWエースを柱に、辻井 心捕手(3年)のバッテリーが光るチームで、2021年の秋の近畿大会ではベスト8まで勝ち上がった。

 昨年夏甲子園4強から短い準備期間でチームを仕上げ、今センバツでも優勝候補に挙げられるチーム力を持ち合わせていた。

 朴校長は最後に「今回は本当に残念なことになりましたが、しっかりと治療と回復に専念し、また大好きな野球に打ち込む子供たちを、どうぞ応援してあげてください」とコメント。また対戦するはずだった長崎日大の平山監督も「また前を向いてやってくれるようになればいいなと思う」とコメントした。

 このエールを力に変えて、是非夏の甲子園の出場を勝ち取り、センバツで見せられなかった分のパフォーマンスをいかんなく発揮してほしいと強く願う。

参加辞退となった京都国際 バッテリー軸に夏の甲子園に戻れるか | 高校野球ドットコムトーナメント表
浦和学院、敦賀気比などが属するブロック
大阪桐蔭、花巻東などが属するブロック
ベスト8以上の組み合わせ

参加辞退となった京都国際 バッテリー軸に夏の甲子園に戻れるか | 高校野球ドットコム大会特集
第94回センバツ大会概要
第94回センバツ出場校一覧
BIG4特集
第94回センバツ注目選手【投手】
第94回センバツ注目選手【野手】
インタビュー記事一覧
コラム記事一覧
2021年秋の大会 上位進出校一覧
出場校に在籍する日本代表経験者

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【東海】県立岐阜商、菰野、中京大中京、津田学園が4強入り<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?