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近江の149キロ右腕・岩佐直哉 強豪・龍谷大でドラフト候補へ成長できるか

2022.02.22

近江の149キロ右腕・岩佐直哉 強豪・龍谷大でドラフト候補へ成長できるか | 高校野球ドットコム
岩佐直哉(近江)

近江の149キロ右腕・岩佐直哉 強豪・龍谷大でドラフト候補へ成長できるか | 高校野球ドットコム関連記事
西日本、近畿出身の逸材がズラリ!明治神宮大会出場の龍谷大の新入生がなぜすごいのか?

 惜しくもセンバツを逃した近江。だが、2021年夏の甲子園4強の立役者、注目右腕・山田 陽翔投手(2年)が残っていることもあり、春以降も動向は注目される。そんな山田とともに投手陣の柱として、ベスト4進出に貢献した岩佐 直哉投手(3年)が龍谷大へ進学することが発表された。

 同じ近畿の強豪・龍谷大平安福知山成美などの主力投手たちが続々と龍谷大の門を叩く。野手でも逸材が揃い、レベルの高さを感じさせるメンバーが揃う中で、岩佐はより注目される存在だと考えている。甲子園ベスト4、最速149キロという実績とポテンシャルはもちろんだが、投球フォームの仕上がりがいい。

 2020年秋季近畿大会1回戦では2番手で登板したが、1アウトを取って降板。それほどインパクトを残すことなく、センバツの出場も逃したが、夏の甲子園の初戦・日大東北(福島)戦では強烈なインパクトを残した。

 その試合の最速145キロを記録した快速球はもちろんだが、力強く振りぬいた右腕が遅れて出てくる独特なフォームが印象に残った。
 岩佐自身も「下半身主導で、腕が勝手に振れるような意識でやってきた」という取り組みの成果でもあった。

 ケガの影響で一時戦列を離脱していた時期に、力感なく伸びる球を求めて、下半身の使い方から見直した。シャドーピッチングをはじめとした練習を地道に取り組み続けたことで、独特のフォームが確立された。

 上の世界で活躍するには、いかに下半身の力を使ってプレーできるか。投手も打者も求められる要素だ。それをケガの期間でしっかりつかんだ岩佐は、まさに怪我の功名といったところだろう。

 厳しい関西六大学リーグで切磋琢磨して、4年後に注目右腕としてブレークしてほしい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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