5人のドラ1が1軍キャンプスタート、開幕1軍の切符つかめるか
共に1軍キャンプのメンバーに抜擢された小園健太と松川虎生の市立和歌山バッテリー
いよいよ2月から12球団がキャンプを開始。新シーズンに向けて本格的な準備に入ることになるが、そこにあわせてメンバーの振り分けが全球団から発表され、ドラフトで指名を受けたルーキーたちもそれぞれ分けられた。12球団のドラフト1位指名の選手たちが、どこからのスタートとなったのか。ドラ1戦士たちの現在地をまとめていきたい。
12人中5人が1軍キャンプで迎えることが決まった。
セ・リーグは4位以下のBクラス3球団のドラ1が1軍スタート。即戦力として期待される大卒の広島・黒原拓未投手(智辯和歌山出身)、中日・ブライト健太外野手(都立葛飾野出身)は、初日からアピールして開幕1軍の座をつかむことができるのか。2人の活躍に期待をしたい。
そして高卒ドラ1で、三浦大輔監督(奈良高田商出身)が長く背負った18番を継承する小園健太投手(市立和歌山出身)も1軍キャンプに抜擢された。将来のエース候補として、トップレベルを体感することになる。実践経験による英才教育で、ステップアップすることができるか楽しみだ。
一方のパ・リーグは2人。小園とは中学時代からバッテリーを組んできたロッテ・松川虎生捕手(市立和歌山出身)が1軍キャンプからスタート。強肩強打の捕手として市立和歌山時代から注目を集めてきた逸材が、首脳陣へのアピールの機会をいきなりつかんだ。同球団には光星学院時代に打てる捕手として注目された田村龍弘捕手がいるが、それを超えられるような選手となれるか。
2021年のドラフトで最多4球団競合となった隅田知一郎投手(波佐見出身)。西武に入団し、即戦力として期待された左腕も早速1軍に召集された。右投手の台頭が目立つ西武投手陣の中で、貴重なサウスポーとして1年目から戦力となりたいところだ。
残りの7人は2軍もしくは3軍からスタートとなった。チーム事情など理由はそれぞれだろうが、キャンプ期間中または、オープン戦を通じて1軍に呼ばれる可能性は十分にある。まずはプロの世界に1日でも早く馴染み、無事にキャンプを完走してほしいことを願うばかりだ。
<セ・リーグ>
ヤクルト・山下輝投手(木更津総合出身)
→2軍
<パ・リーグ>
オリックス・椋木蓮投手(高川学園出身)
→2軍(Bグループ)