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6回、1時間30分制度導入へ。ホームベースも拡大 学童野球は22年から新ルール導入

2021.12.24

6回、1時間30分制度導入へ。ホームベースも拡大 学童野球は22年から新ルール導入 | 高校野球ドットコム
2022年より学童野球は新ルールを導入する

 公益財団法人、全日本軟式野球連盟はこのほど、学童野球の新ルール導入をホームページ上で発表した。学童期における肘肩障害を中心とした野球障害を予防することが目的で、2022年のシーズンから適用される。

 新ルールは大きく分けて以下の2点で、全国一律に全国大会、都道府県大会、市区町村大会すべてで、全日本軟式野球連盟学童部に加盟、登録するものが対象となる。

■6回制・時間制限(1時間30分)の採用<br 目的:投手ならびに捕手の投球数(返球数)の減少、時間短縮による健康管理

■ホームベースサイズの拡大<br 目的:サイズ拡大による投手の負担軽減

(従来)7回制または2時間30分→(新ルール)6回制または1時間30分

 これまでの7回戦から1回減らして6回戦とする。さらにこれまでは試合開始から2時間30分経過後に新しい回に入らないとのルールを、1時間30分経過後に均等回完了をもってゲームは終了と、時間も1時間短縮する。6回戦を消化するか、1時間30分が経過するかいずれか先の方で試合が終了となる。

 延長戦についても従来は8回、もしくは2時間30分経過後から採用していたタイブレーク方式を、7回、もしくは1時間30分経過後からに変更される。また日没や降雨などでコールドゲームや引き分け再試合にする場合も、1時間30分経過のルールがプラスで適用される。

 なお、これまで1人の投手が1日に投球できる投球数は70球以内(4年生以下は60球以内)とする球数制限は従来通りで、試合成立の5回、学童部4年生以下の5回戦制も変わらない。

 

(従来)学童部の定めたホームベース→(新ルール)一般用に変更

 ホームベースのサイズを拡大させ、ストライクゾーンを広めることで投手の球数を減らせることや試合時間の短縮にもつながることを狙う。

 全日本軟式野球連盟では「本連盟医科学委員会が中心となり、競技者を守るための有効なルール制定を目指し、競技の本質的側面を損なうことなく、スポーツ医学的観点と現場の意見を踏まえ検証を実施し、決定いたしました」とホームページ上で説明し「ルール、そして指導者養成事業による教育啓発の両面から、発育発達期の競技者を守るため、引き続き検証・検討を進めていきます」としている。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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