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浦和学院と接戦 埼玉の公立の雄は21世紀枠推薦候補校に選ばれるか

2021.12.10

浦和学院と接戦 埼玉の公立の雄は21世紀枠推薦候補校に選ばれるか | 高校野球ドットコム
川口翔太朗(上尾)

 10日、2022年の選抜に出場する21世紀枠の推薦候補校9チームが発表される。これまでに各地の推薦候補校45チームが決まっており、今回の発表で北海道を含めた9チームに絞られる。その45校の顔ぶれを見ていくと、長く高校野球を牽引してきた伝統校も選ばれていた。

 埼玉の推薦候補校になっている上尾はそのなかの1チームであるが、これまで春夏合わせて7回の甲子園出場。これは埼玉県内で見ると、浦和学院花咲徳栄春日部共栄の強豪私学勢に次ぐ出場回数となっている。

 埼玉の高校野球を引っ張ってきた伝統校であり、公立の雄として奮闘してきた上尾だが、その実力はこの1年間を振り返っても際立っている。

 春季大会では準決勝で花咲徳栄に3対8で敗れたが、立教新座といった私学勢に勝利してベスト4進出。夏の埼玉大会は5回戦(対松山)で姿を消すこととなったがベスト16まで勝ち上がった。

 そして新チームとなって迎えた秋季大会は公立校で唯一準決勝進出。浦和実らを私学を下すなど関東大会出場へあと一歩と迫ったが、浦和学院の前に2対3で惜敗。40年ぶりとなる秋季関東大会の切符まで、あと一歩届かなかった。

 しかし、投手陣は川口 翔太朗投手(2年)と倉持 輝喜投手(2年)の2本柱で、打線は浦和学院宮城 誇南投手(2年)から10安打を放つ打線と、投打とも戦力は整っている。

 最後に甲子園に出場したのは1984年の夏の甲子園が最後。38年ぶりとなる甲子園出場へ前進することができるか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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