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3度目の「早大主将対決」、クライマックスで実現なるか

2021.11.04

3度目の「早大主将対決」、クライマックスで実現なるか | 高校野球ドットコム
早稲田大学時代の早川 隆久・小島 和哉

 10月27日ロッテ対楽天で今季2度目の「早大主将対決」が実現した。ロッテ・小島 和哉投手(浦和学院出身)と、楽天ルーキーの早川 隆久投手(木更津総合出身)。ともに早稲田大出身で主将を務めた。先発した小島に対して、早川は4回から2番手で登板。3イニングだけだったが、5月以来の「対決」だった。

 早川は2ケタ勝利をかけて、小島は優勝に望みを残すための先発マウンドだった。2人に勝敗はつかず、結果的に楽天が勝利し、オリックスの優勝が決まった。

 2人の早稲田大時代の通算成績はどうだったのだろうか。

小島 63試合 22勝13敗 11完投4完封 315回 255三振 防御率2.37

早川 53試合 14勝12敗 5完投2完封 218.2回 275三振 防御率2.51

 小島が10試合くらい登板が多い分、勝ち星などは上回ったが、奪三振は早川の方が上回っている。

 プロでの今季の成績はどうだろう。今季の数字は下記の通り。

小島 24試合 10勝4敗 3完投2完封 146回 92三振 防御率3.76
早川 24試合 9勝7敗 1完投1完封 137.2回 127三振 防御率3.86

 奇しくも登板数は同じで、完投、完封、勝利数では先輩の小島が少しリードしたが、三振では早川が大きく突き放している。大学での傾向は、プロでも同じのようだ。

 ロッテと楽天がクライマックスシリーズ・ファーストステージで対戦することになった。今季3度目の「早大主将対決」が実現するかもしれない。実はロッテ中村 奨吾、楽天茂木 栄五郎も早稲田大出身。中村奨は早大時代に主将、茂木は昨年から楽天の主将に就いている。この2チームの対戦はいろいろな「早稲田大対決」も注目となりそうだ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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