明秀日立(関東地区代表)大会屈指の重量打線&堅守!神宮で大暴れできるか?
関東地区代表:明秀日立(茨城) 初出場
初出場の明秀日立
チームデータ
代表決定までの経過
試合日 | 試合 | 得点 | 失点 | 対戦校 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
11月7日 | 関東地区大会 決勝 | 9 | 7 | 山梨学院 | 〇 |
11月6日 | 関東地区大会 準決勝 | 5 | 2 | 木更津総合 | 〇 |
11月2日 | 関東地区大会 準々決勝 | 11 | 4 | 健大高崎 | 〇 |
10月23日 | 茨城県大会 決勝 | 8 | 0 | 藤代 | 〇 |
10月21日 | 茨城県大会 準決勝 | 3 | 1 | 土浦日大 | 〇 |
10月19日 | 茨城県大会 準々決勝 | 4 | 3 | 鹿島学園 | 〇 |
10月18日 | 茨城県大会 3回戦 | 17 | 1 | 下館工 | 〇 |
10月15日 | 茨城県大会 2回戦 | 8 | 0 | 江戸川学園取手 | 〇 |
10月7日 | 地区予選 決定戦 | 28 | 0 | 高萩清松 | 〇 |
登録選手 ※秋季関東地区大会より
背番号 | 氏名 | 学年 | ポジション | 投 | 打 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 猪俣 駿太 | 2 | 投手 | 右 | 左 |
2 | 伊藤 和也 | 2 | 捕手 | 右 | 右 |
3 | 武田 一渓 | 2 | 内野手 | 右 | 右 |
4 | 辻 天成 | 2 | 内野手 | 右 | 右 |
5 | 小久保 快栄 | 2 | 内野手 | 右 | 右 |
6 | 平野 太智 | 1 | 内野手 | 右 | 右 |
7 | 本坊 匠 | 2 | 外野手 | 右 | 左 |
8 | 佐藤 光成 | 2 | 外野手 | 右 | 右 |
9 | 石川 ケニー | 2 | 外野手 | 左 | 左 |
10 | 高橋 遼 | 2 | 投手 | 右 | 右 |
11 | 岡部 真之佑 | 2 | 投手 | 右 | 右 |
12 | 丹野 匠人 | 2 | 捕手 | 右 | 右 |
13 | 緑川 貴香 | 2 | 外野手 | 右 | 右 |
14 | 河合 尚樹 | 2 | 内野手 | 右 | 右 |
15 | 海老沼 来飛 | 2 | 投手 | 左 | 左 |
16 | 山口 銀河 | 1 | 内野手 | 右 | 右 |
17 | 柴 晴蒼 | 1 | 内野手 | 右 | 右 |
18 | 後藤 佑介 | 1 | 外野手 | 右 | 左 |
チーム紹介
本坊 匠、石川 ケニー、猪俣 駿太、佐藤 光成
今年の明秀日立といえば、ゴリゴリの筋肉質の選手たちが強打で圧倒するイメージがある。実際に関東大会3試合で25得点、4本塁打の強打は脅威だ。それだけではなく、バントなど小技を絡めて得点できるのも魅力的だ。
これは金沢監督が新チームから勧めてきたつなぎの野球が結実している。
「前チームの夏もあまり良くない負け方で、今年は大物打ちはいるのですが、打「線」ではなく、「点」になっていたので、つなぎの野球ができるチームになろうと心がけてきました」
その良さが出たのが関東大会・健大高崎戦だ。スクイズ・強打を絡め、11得点を挙げた。金沢監督は「チームとしてずっとやってきたことが実った試合」と選手たちをたたえた。
硬軟織り交ぜた攻撃を展開する今年の明秀日立打線。オーバーフェンスを期待できるのは3番石川ケニー、4番武田一渓、5番猪俣駿太、6番佐藤光成、7番小久保 快栄と5人もいる。小技を仕掛けられるのは2番平野太智、8番辻 天成、9番伊藤 和也の3名。辻にいたっては関東大会で打率.625と高打率を残しており、まさにたまらない打線だ。
1番本坊匠も広角に打ち分ける打撃技術の高さが光る好打者で神宮大会で爆発してもおかしくない。攻撃力だけではなく、守備力も高い。
明秀日立は新チーム以降、ウエイトトレーニングの意識が高まったことで全選手の体重が4キロ〜5キロの増量に成功。それによってスローイングが良くなったと実感する選手が多く、特に三塁・小久保、センター・佐藤の肩の強さはハイレベルで、ショートの平野の動きも素晴らしいものがある。
オフェンス、ディフェンス面も隙がない明秀日立。果たして、初の神宮の舞台では能力を発揮できるか。
【投手陣】
投手はエースの猪俣駿太がほぼ完投してきた。最速142キロのストレートを誇る大型右腕だが、完投することを意識して、普段は130キロ中盤だが、ここぞという場面で140キロ前後の速球で押す投球を見せる。県大会・関東大会で培った投球術は光るものがあり、失点を計算できる。ただ金沢監督は「猪俣以外の投手の整備が一番の課題」と話すように、関東大会決勝戦で投げた高橋遼も思い通りの投球が出来なかった。
明治神宮大会では、猪俣以外の投手陣をどう経験を積ませるかも課題になる。
(文・河嶋 宗一)