News

智辯和歌山からの152キロルーキー右腕小林がデビュー戦で村上と対決へ

2021.11.01

智辯和歌山からの152キロルーキー右腕小林がデビュー戦で村上と対決へ | 高校野球ドットコム
智辯和歌山時代の小林 樹斗投手

 広島のルーキー、152キロ右腕・小林 樹斗投手(智辯和歌山出身)が、いよいよプロデビューを迎える。11月1日の今季最終戦、ヤクルト戦に先発することになった。智辯和歌山では「史上最強投手」と呼ばれ、昨年夏の交流戦でも甲子園で151キロをマークして、実力を発揮していた。コロナ禍のなか、春夏連続して甲子園での大会がなかった世代。光る素質をもてあましていた右腕が、いよいよベールを脱ぐ。

 相手がなんともいい。今年優勝を決めたヤクルト。さらに、4番の村上 宗隆内野手(九州学院出身)は、最終戦で「本塁打王」「打点王」の2冠を狙っているスラッガー。自分の実力をぶつけるのにもってこいの打者だろう。もちろん、相手は一発を狙ってくる。チームとしては完全な「消化試合」だが、小林も村上も個人的には全力で勝負できる。小気味のいい投球フォームから、声が出るほどの気合で直球を投げ込んでいた小林。プロでもあの気合を見せてほしい。

 今季ファームでは8試合に登板し、0勝2敗、防御率3.30。1完投もマークするなど、先発投手としても訓練を重ねてきた。宮崎で行われているフェニックスリーグでも、3試合に先発して防御率2.57の数字を収めている。投手王国になりつつある広島の先発陣へ来年以降に割って入るためにも大きなアピールチャンスがめぐってきたことになる。

 プロ初登板マウンド1イニング目から村上との対決となる可能性は十分ある。今季レギュラーシーズン、セパ通じてまさにラストゲーム。プレーボールから目が離せない。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.26

【春季近畿大会】大阪学院大高のプロ注目ショート・今坂幸暉は3打数無安打。「第1打席がすべて」と悔やむも好守備に手応え

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

【宮城】仙台育英が2発で快勝、仙台城南が初の決勝進出で東北大会へ<春季県大会>

2024.05.25

【島根】開星、立正大淞南、大社、飯南などが各地区で4強入り<各地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商