山本、山岡のダブルエースを指名するミラクル!16年オリックスドラフトは他球団が羨む潜在能力が高い投手を次々と指名
山岡 泰輔(2016年1位)、山本 由伸(2015年4位)
25年ぶりのパ・リーグ優勝を果たしたオリックス。こうした優勝にはドラフトが大きい。今回はエース格2名を獲得したミラクルドラフトを実現した16年ドラフトを取り上げる。
<2016年>
1位:山岡 泰輔(東京ガス)
2位:黒木 優太(立正大学)
3位:岡崎 大輔(花咲徳栄)
4位:山本 由伸(都城)
5位:小林 慶祐(日本生命)
6位:山﨑 颯一郎(敦賀気比)
7位:飯田 大祐(HONDA鈴鹿)
8位:澤田 圭佑(立教大学)
9位:根本 薫(霞ヶ浦)
育成1位:張 奕(日本経済大学)
育成2位:榊原 翼(浦和学院)
育成3位:神戸 文也(立正大学)
育成4位:坂本 一将(石川ミリオンスターズ)
育成5位:中道 勝士(明治大学)
まず山岡と山本のエース格を同年に獲得できるミラクルが起きた。山岡は怪我での離脱はあったが、2019年には13勝を挙げ、最多勝率を獲得。ここまで通算35勝をあげている。もう一度、2人がフル稼働する姿を見ていきたい。
そして山本は球界のエースへ成長。今季は18勝を挙げ、5冠も達成。ダルビッシュ有、田中将大といったMLBに進んだ投手に並ぶ逸材となった。2位の黒木は2年間で94試合に登板。登板過多もあり、20年以降、一軍登板がない。近藤太亮もそうだが、来季、低迷期に活躍していた投手たちが日の目を見ることを願っている。
岡崎は17年に5試合出場したが、育成枠に降格したが、支配下登録に復帰した。澤田は18年に47試合登板し、5年連続で10試合以上に登板している。
今年育成枠に降格したが、潜在能力は抜群な榊原、プロ初勝利を挙げ、潜在能力はピカイチな山崎、育成から昇格し、剛速球を投げ込む張 奕はここまで29試合に登板している。他球団が羨むような潜在能力が高い投手を育てるオリックス。来季も16年ドラフト組が躍動することを期待したい。