山岡 泰輔選手 (瀬戸内)
短評
観戦レポートより抜粋(2013年08月13日) 山岡は正統派の本格派で、額縁に入れて飾っておきたいと思うほどきれいな投球フォームに特徴がある。スカウトの人たちが「あと10センチ上背があれば上位候補」と口にするが、今のままでも十分上位候補でないかと私は思う。ストレートは自己最速の147キロに2キロ及ばなかったが、勝負どころで腕を振って投じる低めストライクゾーンの145キロに目をみはった。 変化球は縦・斜めの2種類あり、時折投じられるチェンジアップが抜群のキレを備え、110キロ程度のカーブもある。主体になるスライダーの中でカウント球として使われるのが斜め変化のボール。キレ自体大したことはないが、ドロンとした山なりのボールを振ってアウトになりたくないという打者心理を突いて、カウント球として多投される。しかし、ストレートを含む全球種の中で、唯一死角があるとしたらこの斜め変化のスライダーだと思っていた。このボールを5回に狙われた。
更新日時:
2013.08.14