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セ・リーグの本塁打争いは高卒スラッガーが上位占める

2021.10.27

セ・リーグの本塁打争いは高卒スラッガーが上位占める | 高校野球ドットコム
巨人・岡本 和真内野手、広島・鈴木 誠也外野手

 プロ野球もシーズンが終わろうとしている。両方リーグともに、優勝の行方をともに、タイトル争いもラストスパートの状態だ。そのなか、セ・リーグの打撃部門を見てみると、高卒選手が多く、特に本塁打部門では上位4人を「高卒スラッガー」が占めていることが分かる。

セ・リーグ打撃3部門ランキング(※数字は10月25日終了時)

★本塁打
1 村上 宗隆 (ヤ) 39 九州学院・4年目
1 岡本 和真 (巨) 39 智辯学園・7年目
3 鈴木 誠也 (広) 38 二松学舎大附・9年目
4 山田 哲人 (ヤ) 34 履正社・11年目
5 オースティン (デ) 28
6 佐藤 輝明 (神) 24 近大・1年目
7 丸 佳浩 (巨) 23 千葉経大附・14年目
8 牧 秀悟 (デ) 22 中央大・1年目
8 マルテ    (神) 22
10 大山 悠輔 (神) 21 白鷗大・5年目
10 ソト    (デ) 21

 打点も本塁打にともなって増えていくこともあり、メンバーはあまり変わらず、高卒4人が上位を占めている。

★打点
1 岡本 和真 (巨) 113 智辯学園・7年目
2 村上 宗隆 (ヤ) 112 九州学院・4年目
3 山田 哲人 (ヤ) 101 履正社・11年目
4 鈴木 誠也 (広) 87  二松学舎大附・9年目
5 オースティン (デ) 74
6 宮﨑 敏郎 (デ) 73 日本文理大・9年目
7 佐野 恵太 (デ) 72 明大・5年目
8 マルテ    (神) 71
8 大山 悠輔 (神) 71 白鷗大・5年目
10 ビシエド (中) 70
10 牧 秀悟 (デ) 70 中央大・1年目

 打率となるとメンバーが変わるが、上位2人は高卒であることには変わりない。

打率
1 鈴木 誠也 (広) .318 二松学舎大附・9年目
2 坂倉 将吾 (広) .314 日大三・5年目
3 近本 光司 (神) .313 関学大・3年目
4 桑原 将志 (デ) .311 福知山成美・10年目
5 牧 秀悟 (デ) .308 中央大・1年目
6 佐野 恵太 (デ) .305 明大・5年目
7 オースティン (デ) .303
8 宮﨑 敏郎 (デ) .301 日本文理大・9年目
9 大島 洋平 (中) .289 駒大・12年目
10 小園 海斗 (広) .287 報徳学園・3年目

 今季、セ・リーグの優勝争いを盛り上げ、個人タイトル争いを盛り上げた、ヤクルト村上、山田と、巨人岡本、そして広島の鈴木の4人。鈴木はドラフト2位だが、その他3人はドラフト1位と、高卒とはいえ入団時から戦力として期待され、使われながら確実に成長してきた。

 鈴木は来季メジャーへ挑戦する可能性が高く、日本球界から去ることになるが、村上と岡本は特に、リーグを代表する2強としてしばらくの間、君臨していくだろう。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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