News

2022年ドラフト候補・奈良間大己(常葉菊川-立正大) プロ入りへ全力プレー誓う

2021.10.25

2022年ドラフト候補・奈良間大己(常葉菊川-立正大) プロ入りへ全力プレー誓う | 高校野球ドットコム
奈良間大己(立正大)

 2022年のドラフト注目選手の1人に挙げられる立正大・奈良間 大己。23日の東都大学野球秋季2部リーグの東京農業大戦に、1番・ショートでスタメン出場。今季は打率ランキング全体3位という成績で打線の火付け役を担ってきたが、23日の試合では快音を響かせることができず、チームも引き分けに終わった。奈良間は試合後、「1本出せずに悔しい思いをしたので、今後は同じことが無いように言い聞かせてやっていきたいと思います」と悔しさをにじませた。

 最後の詰めの甘さも反省点に挙げたが、「センター返しを意識して練習に取り組んでいきたい」と自身の打撃に関する課題、修正についてもコメント。打率を残すこと、常に良い当たりが打てる状態まで打撃の調子を上げられるように、もう一度基本に立ち返って修正していく姿勢を示した。

 報道陣の質問に受け答えする姿は、まるで4年生のようにも見える。まだ3年生であるにもかかわらず、これが大学野球最後のリーグ戦なのかと錯覚してしまうほどだった。しかし、そこには奈良間なりの野球に対する覚悟があるからだ。

「来年のドラフトまで勝負できる日数は少ないので、全てのプレーで勝負しないといけないと思います」

 プロからの指名を受けるためにはとにかく結果が必要だ。ましては2部のままでは、全日本選手権や神宮大会への出場チャンスはなく、アピールする場は必然的に減っていく。プロ入りを目指す奈良間にとっては1つの試合、ワンプレーが自身の目標達成のためには大事になってくる。

 秋季リーグは残りわずか。今季は入れ替え戦がないため、春も2部リーグでプレーすることが決まっている。昇格するチャンスはあと1回だが、自身の夢のため、そしてチームの1部復帰のために奈良間が今後どういった活躍を見せていくのか。その一振りに注目したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

【滋賀】シードの滋賀学園、彦根総合が登場<春季県大会>

2024.04.27

【春季千葉県大会】中央学院が逆転勝利でベスト8!15奪三振完封の好投手の攻略に成功

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!