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藤原恭大が初タイトル 同世代のスラッガーでも初受賞

2021.09.09

藤原恭大が初タイトル 同世代のスラッガーでも初受賞 | 高校野球ドットコム
千葉ロッテ・藤原 恭大(大阪桐蔭出身)

 日本野球機構は8日、大樹生命月間MVP賞の7、8月度の受賞者を発表した。パ・リーグではオリックス・山本 由伸都城出身)が自身3度目の受賞となるなかで、打者はプロ3年目の千葉ロッテ・藤原 恭大大阪桐蔭出身)が初受賞となった。

 7、8月の成績を振り返ると、藤原の受賞理由にも納得いく数字が並ぶ。

藤原恭大の成績>

7月
打率.400(35打数14安打)本塁打2、打点5、盗塁4
出塁率.488、長打率.743、OPS 1.231

8月
打率.316(57打数18安打)本塁打3、打点10、盗塁1
出塁率.409、長打率.561、OPS .970

通算
打率.348(92打数32安打)本塁打5、打点15、盗塁5
出塁率.439、長打率.630、OPS 1.069

 特に安打と長打率はリーグトップの成績。打率と出塁率もリーグ2位と好調ぶりが窺い知れる数字が並んだ。規定打席にはまだ到達していないものの、優勝争いをしているチームの戦力として十分な活躍だ。

 今回の受賞は藤原にとって初になるのはもちろんだが、ミレニアム世代と称される高卒3年目世代にとっても初めての月間MVPになる。

 月間MVP以外でも、同世代の野手でタイトルを獲得した選手はいない。世代のトップとして、まずは藤原が球界の歴史に名を刻んだ。

 今後は、より大きなタイトルを手にして足跡を残すことができるか。さらにいえば、藤原の活躍に刺激を受けて、同世代の選手たちが活躍することを期待したい。

(記事:田中 裕毅)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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