神村学園vs鹿児島玉龍
雷雨中断4時間25分、試合時間7時間2分、追い上げ及ばず・鹿児島玉龍
午前9時59分にスタートしたゲームは、11時11分に雷雨のため中断。待ち時間は実に4時間25分に及び、再開されたのは午後3時36分だった。試合終了は午後5時1分。計7時間2分にも及んだ長丁場の一戦だった。
先制したのは鹿児島玉龍。1回裏、2つの四球とヒットで満塁とし、4番・山野凌空(3年)の犠牲フライで先制。ボールと6番・山下薫輝(3年)のセンター前タイムリーで計3点を先取した。
追いかける神村学園は3回表、2番・寶永陸翔(3年)のセンターオーバー二塁打で1点を返すと、一死満塁で5番・中島悠登(3年)がライトスタンドにグランドスラムを叩き込み、計5点を返して逆転に成功した。
中盤、長い中断時間を経ても神村学園の攻撃の集中は切れない。6回表、3番・福田将大(2年)のレフト前タイムリーで6点目を挙げ、8回には1番・甲斐田紘整(3年)が今大会3本目となるホームランなどで2点を加えた。
2回以降、追加点が奪えなかった鹿児島玉龍だったが8回裏、一死満塁から7番・八木順生(3年)のレフト前タイムリー、死球押出しで2点を返し、3点差とする。
9回裏も、先頭の2番・亀甲亮太(3年)がライトオーバー二塁打を放ち、同点、逆転劇への期待も高まったが、後続を断たれ、得点できなかった。
(文=政 純一郎)