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東北の141キロ右腕に189センチ左腕など集結!ボーイズ東日本ブロック選考会2日目が開催!

2021.05.30

東北の141キロ右腕に189センチ左腕など集結!ボーイズ東日本ブロック選考会2日目が開催! | 高校野球ドットコム
紺野 凌生(宮城仙北ボーイズ)

 5月29日、ボーイズ東日本ブロック選考会の2日目が茨城・[stadium]笠間市民球場[/stadium]で行われた。東日本ブロックの選考会は日程を2日間に分けて行われ、2日目となるこの日はブロック所属6支部から推薦を受けた22名の選手が参加。
 このトライアウトは、8月に開催予定の「鶴岡記念大会」、そして「2021世界少年野球大会」の出場選手選考の場で、選手たちは最後まで真剣な表情でアピールした。

 晴天の中でスタートした選考会は、ウォーミングアップ、ベースランニングのタイム測定、シートノック、実戦形式のシート打撃とメニューをこなしていった。

 3月に行われた第51回春季全国大会に出場した宮城仙北ボーイズからは、紺野 凌生投手と村山 真琴選手の2名が参加。中でも紺野投手は、シート打撃で1番手として登板し球場のスピードガンで139キロを3度計測するなど、自慢の快速球を武器に打者を圧倒。打者6人に対して3奪三振を奪い、大きな存在感を示した。

 SSK社のセンサー内蔵球「テクニカルピッチ」では、141キロも計測したことがあると話す紺野投手。選考会後には「自分の持ち味をしっかりアピール出来たかなと思います。東北のレベルと全国のレベルは違うので、チームにもしっかり伝えて夏に全国で勝てるチームにできたらと思います」と充実感を滲ませ、夏に向けて気持ちを高めた。

 また湘南ボーイズの189センチ左腕の藤田 琉生投手は、シート打撃では4番手として登板。
 「試験休み明けで本調子では無かった」と悔しい表情を浮かべたが、この日は最速130キロの直球を中心に投球を組み立て、打者6人に対して被安打1とまずまずの投球。選考委員からも素材の良さを絶賛する声が聞かれ、潜在能力の高さを示した。

 選考委員を務めた京葉ボーイズの関口勝己監督は、「やはり各支部から選ばれた選手たちなので、動きも良いし上手いです。投手に関しては全国でもトップクラスの選手が数名いて、なかなか良いレベルを見せてもらいました」と終了後に語り、選手たちのプレーに満足げな表情を見せる。

 この選考会で得た熱量を各々が所属チームに持ち帰り、最後の夏の大会に繋げていくことに期待したい。

◆5月29日参加選手一覧
岩井 竜生 武蔵狭山ボーイズ
藤田 琉生 湘南ボーイズ
中村 優太 湘南ボーイズ
谷亀 和希 相模ボーイズ
羽成 朔太郎 霞ヶ浦高附属中学ボーイズ
中根 健太郎 つくば学園ボーイズ
長井 新太郎 筑波ボーイズ
大嶋 瑛心 つくば学園ボーイズ
三田村 幸輔 春日部ボーイズ
田崎 遥士 春日部ボーイズ
渡邊 海惺 浦和中央ボーイズ
島貫 要 鴻巣ボーイズ
斎藤 銀乃助 郡山ボーイズ
藤戸 利津 白河ボーイズ
千葉 桜太 仙台泉ボーイズ
村山 真琴 宮城仙北ボーイズ
紺野 凌生 宮城仙北ボーイズ
蛯原 琉伽 白井中央ボーイズ
椎木 卿五 京葉ボーイズ
西村 幸大 京葉下総ボーイズ
柴田 莉羽世 西多摩ボーイズ
鷹尾 充千雄 京葉ボーイズ

(記事=栗崎祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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