試合レポート

鹿児島工vs国分中央

2021.05.16

執念の同点劇も実らず・国分中央

鹿児島工vs国分中央 | 高校野球ドットコム
鹿工勝利

 大雨のため1日伸びたNHK旗大会。[stadium]平和リース球場[/stadium]の開幕戦は前半は鹿児島工、中盤以降は国分中央と主導権がはっきり分かれた展開の中、2時間43分の長丁場の熱戦となった。

 立ち上がり、鹿児島工は一死満塁から5番・種子田倖大(3年)のセンターオーバー二塁打で2点を先制した。

 2回表は一死一二塁から2番・前田幹太主将(3年)のレフトオーバー二塁打、3番・下津大祐(3年)のセンターオーバー三塁打、4番・原口貴響(3年)の犠牲フライで4点を追加。春の鹿児島大会でもみせた集中打で6点を先取した。

 5回までチャンスを作りながらも得点できなかった国分中央は6回に反撃。一死二塁で3番・猩々琳太(2年)がセンター前タイムリーで反撃の口火を切ると、この回5安打を集中し3点を返した。

 8回裏は二死無走者から4連打。8番・坂元樹生(2年)のセンター前タイムリー、9番の代打・宇都大樹(2年)のレフトオーバー二塁打で3点を加点し、同点に追いついた。

 土壇場で同点に追いついて勢いづく国分中央は、9回以降も毎回得点圏に走者を進め、一打サヨナラのチャンスを作るもあと一押しができない。

 3回以降は追加点が奪えず、劣勢の鹿児島工だったが、2番手の椎原稜斗(2年)を中心に勝ち越し点を許さない。12回表、2つのエラーで二死一三塁とし、暴投で貴重な勝ち越し点を手にした。

 その裏、二死一三塁と一打同点、逆転サヨナラのピンチを背負うも、最後の打者をセカンドゴロで打ち取り、長丁場の熱戦に決着をつけた。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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