試合レポート

上尾vs熊谷工

2021.04.27

上尾がコールド完封で夏シード獲得!今季から4番抜擢の2年生・中村が打線牽引

上尾vs熊谷工 | 高校野球ドットコム
1回表、先制の中前適時打を放つ中村(上尾)

 26日、[stadium]上尾市民球場[/stadium]の第一試合では上尾熊谷工との2回戦が行われ、上尾が8回コールドの7対0で快勝した。

 上尾はこの春から2年生の中村 峰が4番に座る。上尾リトルシニア出身の中村は中学時代はレギュラーではなかったという。「この冬の間も一生懸命努力していたのも知っていましたので」と指揮官の髙野 和樹監督は成長ぶりを感じていた。

 その中村が初回の第一打席で、先制の中前適時打を放ち勢いをつけた。「上尾高校は粘りの野球がモットーなので、無駄な球は振らず狙い球を絞って打席に入っています」とその後2本の三塁打を放ち4打数3安打2打点と仕事をした。昨秋は県大会の初戦で浦和学院に3対6で敗戦。浦和学院を上回る13安打を放つもあと1本が出せなかった。秋は5番を打っていた中村は浦和学院戦は2度チャンスで凡退し途中交代となった。「すごく緊張してしまいました。自分のせいで負けたと言っても過言ではないです」と悔しい経験をした。休校期間は素振りや筋トレしかできなかったが、徐々に精度が上がり、凡フライが減ったという。

 次戦は好投手・原口 稜平を擁する川口市立との対戦となるが、「自分ができることを精一杯やっていきたい」と淡々と語る。繋ぎの4番が次戦も打線に勢いをつけることができるか。

(取材=藤木 拓弥

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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