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阪神は盗塁王とチーム二冠王の生え抜きドラ1野手がスタメンに並ぶ!2021年も躍進の兆しあり!

2021.01.15

阪神は盗塁王とチーム二冠王の生え抜きドラ1野手がスタメンに並ぶ!2021年も躍進の兆しあり! | 高校野球ドットコム
大山悠輔(つくば秀英-白鴎大-阪神)

 2020年シーズンはリーグ2位の成績を残した阪神。その阪神の昨年のレギュラーのドラフト指名順位はどうだっただろうか。昨シーズン300打席以上を記録した野手は以下の通り。

【2020年シーズン300打席以上】
捕手 梅野 隆太郎福岡工大城東出身)2013年4位  大卒
内野手 大山 悠輔 (つくば秀英出身) 2016年1位  大卒
内野手 木浪 聖也 (青森山田出身)  2018年3位  社会人卒
内野手 ボーア
外野手 糸井 嘉男 (宮津出身)    2003年自由枠 大卒
外野手 近本 光司 (出身)     2018年1位   社会人卒
外野手 サンズ

 この中で1位指名は大山 悠輔近本 光司の2名で、自由枠の糸井 嘉男を含め上位指名は4名だった。セカンドでは2016年5位の糸原 健斗開星出身)が最多の244打席で、2018年2位の小幡 竜平延岡学園出身)、2012年2位の北條 史也光星学院出身)、2014年5位の植田 海近江出身)、2008年3位の上本 博紀(広島広陵出身、2013年3位の陽川 尚将金光大阪出身)などが出場していた。

 大山は2016年ドラフトのサプライズ指名と言われ話題を呼んだ。今季はボーア、サンズ、マルテの外国人らと共に4番に座わり28本塁打、85打点、打率.288は全てキャリアハイの成績を収めた。

 2019年の盗塁王・近本は2018年のドラフトでは藤原 恭大大阪桐蔭出身)、辰己 涼介出身)を外した後に指名を受けた。2年連続で全試合出場を果たし打率.293、31盗塁。2年連続盗塁王を獲得した。

 ドラ1野手がなかなか出てこなかった阪神にとって、盗塁王とチーム二冠王のドラ1野手がスタメンに並んだことは、快挙といっていい。ようやく胸を張って自慢できる選手が出てきた。

 外国人、FA組の働き具合が順位に左右し、上位に入っても常に「若手が…」といわれていたのが、2000年後半~2010年代の阪神だった。しかし2020年はこの2人のほかに陽川が二軍やキャンプで見せていた圧倒的な長打力を一軍でも発揮しつつあり、昨季は自己最多の8本塁打。小幡が54試合に出場し、守備力の高さから首脳陣の評価は上がっており、そして、2019年2位の井上広大が二軍で9本塁打。選手のスケール自体は大きくなっている。

 2020年のドラフトでは佐藤 輝明(近畿大 仁川学院出身)の競合を制し、獲得に成功した。この佐藤の成否が阪神ドラフトの評価の分かれ目になるだろう。

 今後もドラフト上位指名の野手の活躍ぶりには注目していきたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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